酒の話題あれこれ

kanazu362010-12-18

第81回関東信越国税酒類鑑評会が10月に開催された。
今回は吟醸酒純米酒の両部門に埼玉、群馬、栃木、茨城、新潟、長野の6県から計229酒造場から出品があった。
新潟県からは吟醸酒部門に31酒造場・純米酒部門に33酒造場が参加、吟醸酒部門で31・純米酒部門33で酒造場が優秀賞を受賞した。
寒さとともに燗酒の美味しい季節がやってきた。
酒の話題を新聞から拾った。
・冬の風物詩寒九の水くみ
 五泉市の冬の風物詩、菅名岳中腹で新酒の仕込み水をくむ「第20回寒九の水くみ」が来年1月14日に開催される。
 寒九の水くみは、寒の入りから9日目の最も水が澄むという日の恒例行事。
 男性は20リットル・女性は10リットルの水を担ぎ、往復1時間の道のりを2往復する。
・燗酒の飲み方講座
 長岡市の美の川酒造では、12月11日から、蔵見学・利き酒に燗酒の飲み方の講座をセットした講座「美の川日本酒do―jyo」を始めた。
 燗酒は温め方のこつなどを知らないと酒の味や香りを十分楽しめないために講座を開くもの。
・オリジナル日本酒の発売
 ・おいしいお酒(まき鯛車商店街) 
  新潟市西蒲区のまき鯛車商店街が、オリジナルブランドの日本酒まき鯛車商店街「おいしいさけ」を発売した。
  まき鯛車商店街では、地元の人も地産の商品を見つめ直すきっかけになればと。 
 ・五十六(長岡市大手通商店街振興組合)
  長岡市の大手通商店街振興組合は12月23日、同市出身の軍人山本五十六をモチーフにした日本酒「五十六」を発売する。
  ラベルは同市にゆかりのある歌手・加山雄三さんが揮毫した。
 ・KIRARI新潟美人(NPO法人新潟地酒普及委員会)
  新潟県内の日本酒愛好家や製造・小売業者の若手でつくるNPO法人「新潟地酒普及委員会」が12月9日、県内で活躍する女性をラベルと化粧箱にデザインした限定酒「KIRARI新潟美人」を発売した。
  酒は毎月登場人物と中身の酒を替えてシーズン展開し、若者や女性ファン層の拡大を狙う。
  限定酒の販売は来年11月までを目標に毎月200本を販売する。
 ・イモショウチュウ「西区物語」(わけしょの会)
  新潟市西区赤塚地区は、葉タバコやスイカやメロンの栽培が盛ん。
  赤塚地区の若手農業者のグループ「わけしょの会」の会員約20人が、葉タバコの耕作放棄地を借り受けサツマイモの栽培を昨年から始めた。
  昨秋収穫したうち、規格外で出荷を見合わせた約800キロを、長野県の酒造会社に送り焼酎を製造、「西区物語」と名付けてイベントなどで販売した。
  販売にめどがついたことで来年以降も焼酎を製造することを決めた。
・酒の包みは手ぬぐい
 新潟県内の酒蔵3社が染物屋と連携し、来年の干支「卯」をモチーフにした手ぬぐいで包んだ日本酒を12月3日から発売した。
 手ぬぐいは阿賀野市の「越後亀紺屋・藤岡染工場」が製作し、うさぎ・門松などが描かれている。
・番外:日本酒と洋菓子がセットのギフト
 歳暮シーズンに、新潟市の菓子店のケーキと新潟県内酒蔵の日本酒を詰め合わせたギフトセットが発売された。
 ケーキは新潟市西区の和菓子店貴餅が作る赤みそクッキーとブルーチーズケーキ。
 日本酒は、新潟県内の12酒蔵の製品から選べる。
酒の話題がいろいろ。
酒類鑑評会で優秀賞を受賞したなかに「越乃寒梅」「雪中梅」「八海山」「鶴の友」「妙高山」「越の誉」「君の井」など懐かしい銘柄があった。
寒い夜は熱燗で一杯・・・。

熱燗で一杯 (イラストを模写)