干支の卯とうさぎ

kanazu362010-12-22

きょう22日は冬至
一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日。
新潟市中央区白山神社で12月15日、年末恒例の「太しめ縄
奉納」が行われた。
太しめ縄は長さ約7m・重さ200キロ。
晦日まであと10日。
来年の干支は「卯」。
うさぎの話題が新聞を賑わす。
・干支のすげ細工作り
 妙高市平丸地区では来年の干支「卯」作りがピークを迎えている。
 平丸で作るすげ細工の干支は人気で全国から注文が届く。
 最盛期の40年ほど前は200人以上いた作り手も過疎と高齢化で今では6人に。
 今では、体長20センチほどのかわいらしいうさぎを作る。
・干支の江戸独楽作り
 新潟市中央区の木地玩具ひらばやしの江戸独楽師平林正志(53)は、趣味で覚えた
江戸独楽をミズキをろくろうで回し、削って独楽に色を塗り「卯」を作る。
 できた干支の「卯」は、新潟ふるさと村のみやげコーナーで販売されており自由に回すことができる。
 新潟県内でただ一人といわれる江戸独楽師の平林正志(52)さんは、2008年9月会社を 辞め脱サラして趣味の江戸独楽などを制作する工房「木の玩具ひらばやし」を開いた。
 若いとき江戸独楽という華やかな色彩で色づけされ、仕掛けがあるユニークな独楽に魅せられ趣味で独楽を集め始めたのがきっかけで、自分でも作るようになった。 
 二階にはこれまで集めたこけしや江戸独楽などの木地玩具のコレクションがたくさん飾られている。
 現在は来年の干支「卯」の独楽作りに多忙。
 完成した棒先のコマを回すと、うさぎが載った土台が小刻みに動く。
間伐材で干支のうさぎ作り
 森林整備活動に取り組むNPO法人ウッディ阿賀の会では、阿賀町の山林で伐採され山に放置されている杉の間伐材を活用し、会員が干支の「卯」を8体制作した。
 完成したうさぎ8体は、阿賀野市保田のヤスダヨーグルトの駐車場の屋外展示場に展示した。
・旧大和新潟店のダンシングラビットの最終公演
 5体のウサギが新潟店にお目見えしたのは1988年の冬。
 以来クリスマス時季の到来を告げる冬の風物詩として買い物客らに親しまれてきた。
 ダンシングラビットを製造したココロ(東京)によると、国内に2セットしかない希少品だという。
 6月の大和新潟店の撤退で、ウサギの人形「ダンシングラビット」の踊る姿が今年はどうなるのかと市民を心配させた。
 市民の声や地元商店街や大和百貨店の協力で今年限りの復活となった。
 12月10日からウサギの人形5体の「ダンシングラビット」がウインドに飾られ、ウサギの人形が“ジングルベルや赤い鼻のトナカイ”のメロデーに合わせて踊る。
 脇には「ダンシングラビットオールスターズ最終公演」と書かれている。
 展示は12月24日までの午前10時から午後7時まで。
・日本酒の包装は「卯」の手ぬぐいで
 新潟県内の酒蔵3社が染物屋と連携し、来年の干支「卯」をモチーフにした手ぬぐいで包んだ日本酒を12月3日から発売した。
 手ぬぐいは阿賀野市の「越後亀紺屋・藤岡染工場」が製作し、うさぎ・門松などが描かれている。
・番外:まゆ玉作り
 小正月を彩る「まゆ玉作り」が、月潟の工房「多屋」(創業1883年)で最盛期を迎えている。
 工房入り口に「“まゆ玉の里”赤飯・もち製造多屋」と書かれた看板がある。
 本業はもち製造でもちやモナカの皮を作る。
 小正月を彩る縁起物の「まゆ玉作り」は、新米の採れる秋から小正月の15日ころまで。
 経営者の堀波夫(80)さんが、もち米を使った生地を作りその生地を薄くのばし宝船や鯛やおかめといった40種類を超える型に入れ焼き二つを合わせて下地を作る。
 二人のベテラン主婦が、下地の宝船や鯛やおかめなどに赤や黄や青などの食紅で色を付ける。
 色がにじまないように一色塗るたびにストーブ上に掛けられた金網かごに入れて乾かす。
 最後は、「五穀豊穣」「商売繁盛」の短冊や宝船や鯛やおかめなどの縁起物をミズキの 枝に下げるとまゆ玉は完成。
例年師走には、翌年の干支の話題を求めて街に出る。
まだ、すべ細工の里を訪れたことがないのでいつか訪ねてみたい。

コマが回った (イラストを模写)