トキとキジバト

kanazu362011-01-03

昨年暮れ、国際保護鳥トキの最大生息地である中国陝西省洋県
がテレビで紹介された。
現在では隣接地域を含め約760羽の野生のトキが生息して
いると言われ、ねぐらに戻る約70羽のトキの大群の大空を飛ぶ
姿がテレから流れた。
日本では昨年12月27日、環境省が3次放鳥トキの4歳雌が死んでいるのが新潟市西蒲区で見つかったと発表した。
元旦早々わが家に庭にキジバトが舞い降りた。
・トキの4次放鳥
 環境省は昨年12月8日、来春の4次放鳥に向け、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージに放鳥候補の19羽(雄10、雌9)を移し、訓練を開始した。
 春の放鳥は初めてで、3月上旬を予定している。
 昨年12月27日、環境省が3次放鳥トキの4歳雌が死んでいるのが新潟市西蒲区で見つかったと発表した。
 新潟市西蒲区の巻漁港の防波堤に死骸が打ち上げられているのを地元の漁業関係者が見付け、新潟市に連絡した。
 環境省新潟事務所の職員らが足環などから3次放鳥トキの4歳雌と確認した。
 県中央家畜保健衛生所による鳥インフルエンザの簡易検査結果は陰性だった。
・放鳥トキ「生殖羽」に
 環境省は1月2日、佐渡市にいる雌の放鳥トキ1羽が、繁殖期に近づいたことを示す灰色の「生殖羽」に変化したと発表した。
 トキは繁殖期に近づくと首のあたりの皮膚が粉状に剥がれ、羽にこすり付けることにより灰色の生殖羽になる。
・庭にキジバト
 元旦の朝、わが家の庭にキジバトが1羽舞い降りた。
 これまでに我が家の庭のキウイフルーツの木の中でキジバトが巣を作り2度巣立ちをしている。
 記憶を頼りに日記を調べた。
 ・1998年6月27日キウイフルーツの棚にキジバト2羽の姿が
 ・1998年7月6日キジバトのヒナ2羽巣立ち
 ・1998年9月9日キキジバトのヒナ2羽巣立ち1羽が巣立ちに失敗猫に襲われそれ以降、我が家の庭ではキジバトは巣作りをしなくなった。
 ・2010年1月4日キジバトのつがいが庭に舞い降りた。
  今年は巣作りするだろうか?
 ・2011年元旦庭にキジバトが1羽舞い降りた。
  今年こそキウイフルーツの棚で巣作りするだろうか?
・番外:佐渡市がトキ観察ツアーを検討
 昨1月2日、「佐渡市がトキ観察ツアーを検討」のニュースがテレビで流れた。
 佐渡市は観光客を呼び込もうと、自然に放されたトキを見学する観光ツアーの実施について検討することにした。
 佐渡市ではこれまでにトキの野生復帰に向けた放鳥が3回行われ、あわせて42羽のトキが自然に放された。
 環境省が行っている追跡調査では、現在、20羽ほどが佐渡で行動しているのが確認されている。
 しかし、環境省は人が近づきすぎると警戒心が強いトキに影響が出るおそれがあるため、観光客向けにトキの詳しい居場所を情報提供をするのは難しいとしていてる。
 佐渡市は今後、環境省と観察する際のルール作りなどについて協議を進めていくことにしている。
新年を迎えトキも恋の季節に。
今年こそは自然界で放鳥トキがヒナを誕生させるか。
春が待ちどうしい。

庭にキジバトが (イラストを模写)