新春を走る箱根駅伝と全日本実業団対抗駅伝
2011年の正月三が日は、元旦の全日本実業団対抗駅伝と
2・3日の箱根駅伝のテレビ観戦漬けで終わった。
・第87回箱根駅伝
・往路
18年ぶり13回目の優勝を目指す早稲田大学。
1区から5区の箱根山登りの途中まで首位を走ったが、山上りの5区で“山の神”こと東洋大学の柏原選手に首位を奪われ27秒差で2位に。
・復路
昨夜からの降雪で箱根路は薄っすらと雪化粧。
午前8時復路の勝負が始まった。
山下りの6区は、東洋大と早稲田大のつばぜり合いが続いたが、最後は早稲田大が首位を奪回して7区へ。
10区アンカーの早稲田大と東洋大の勝負も歴史に残る好勝負が続いた。
早稲田大が東洋大の猛追撃をうけたが21秒差で逃げ切り、18年ぶり13回目の総合優勝を飾った。
・国学院大シード権争いで地獄と天国を見る
最終10区の終盤、シード権を得られる8〜10位の3枠を争い、日体大、青山学院大、国学院大、城西大の4校がシード権を目指す激しい戦いで順位が次々と入れ替わる。
国学院大の寺田選手に走路を間違えるハプニングが。
間違えに気づきあわてて引き返すも4校の中で最後尾に。
地獄を見た寺田選手が11位から猛追、ゴール前で城西大をかわし3秒差でシード権獲得の10位でゴール。
国学院大がシード権争いで地獄と天国を見た。
・新潟県出身選手の活躍
第87回箱根駅伝に新潟県出身選手7人がエントリーされ5人が箱根路を走った。
・1区:川上遼平(東洋大:妙高中出・9位)
・1区:田中光太郎(国学院大:柏崎高出・9位)
・2区:長谷川祐介(上武大:東京学館新潟出・16位)
・3区:難波幸貴(帝京大:東京学館新潟出・18位)
・9区:田村英晃(東農大:十日町高出・3位)
補欠は、田中諒平(城西大:新発田中央高出)、山岸宏貴(上武大:高田北城高出)。
・第55回全日本実業団対抗駅伝
元旦恒例の全日本実業団対抗駅伝は、混戦を制したトヨタ自動車が2位の富士通を1秒差で破り初優勝した。
大会には各地区の予選を勝ち抜いた37チームが出場した。
新潟県からは5年ぶり2回目となる重川材木店(新潟市西蒲区升潟)が出場。
「走る大工集団」と呼ばれるる重川材木店は、30位以内を目標に上州路を走ったが健闘及ばず35位に終わった。
その他の新潟県出身選手の活躍を見ると、
・1区:大関喜幸(愛知製鋼:海洋高出・20位)
・4区:高田千春(JR東日本:新発田南高出・37位)
・番外:全国高校駅伝
昨年12月26日、京都で全国高校駅伝大会が開催された。
新潟県からは、男子は11年ぶり2回目出場となる村上桜ケ丘高が46位、女子は2年連続2回目出場となる新潟明訓高が37位と無念の成績に終わった。
正月三が日はテレビで駅伝を楽しんだ。
正月はテレビで駅伝を楽しむ (イラストを模写)