入学試験と合格お守り
今年も受験シーズンがやってきた。
小学生が中高一貫の受験に、中学生が私立高校の受験に、
そして高校生らが大学入試センター試験に挑戦する。
合格を願う神頼みのお守りも多種多様だ。
・入学試験
・県立中高一貫入学試験
「12の春」の戦いが始まった。
1月8日、2011年度の県立中高一貫入学試験が新潟県内の村上・燕・津南・佐渡など7校で行われた。
7校で計726人の小学6年生が志望校への合格を目指して受験した。
受験生は、作文とグループ活動と面接に挑んだ。
合格発表は1月16日。
・私立高校入学試験
「15の春」の戦いが始まった。
1月12日、2011年度の県内私立高校18校のうち17校で入学試験(推薦・専願・一般・併願)が行われた。
17校で1万4965人が受験した。
・公立高校入学試験
公立高校の入学試験は、推薦が2月4日、一般が3月9日。
・大学入試センター試験
昨年12月27日、平成23年度の大学入試センター試験の志願者数が発表された。
志願者数は、55万8984人(前年度55万3368人)、対前年度5616人増(1.0%増)。
試験は1月15・16日の両日、全国の706会場で実施される。
新潟県のセンター試験の会場は、新潟大学など14カ所。
センター試験を利用する大学・短大は過去最高の829校。
内訳を見ると、大学が国立82校・公立 78校・私立503校の計663校。
短大は公立16校・私立150校の計166校。
・合格お守り
・JR糸魚川駅の貫通石お守り
JR西日糸魚川地域鉄道部は、北陸新幹線の高峰トンネル貫通地点で採取した石を入れた「貫通石お守り」をJR糸魚川駅で配布した。
お守りは、糸魚川市の一の宮の天津神社で、合格祈願のおはらいを受けたもの。
お守りは「意志(石)を貫き難関突破を」という願が込められている。
今回で4回目となる貫通石お守りは、「ふく(二九)よこ(五)い」の語呂合わせで、295個の限定配布だったが、配布時間の午前9時から15分ほどで全て配り終えた。
・国上寺の合格祈願お守り3点セット
旧分水町の国上寺では、観音様の縁日(毎月17日)にご祈祷した合格祈願お守り
3点(お札・絵馬・鉛筆)セットを販売している。
絵馬と鉛筆は「ゴーカク(五角・合格)」の語呂合わせから五角になっている。
絵馬には、近くの五合庵で暮らした良寛が描かれ、鉛筆は六角形から五角形にした5本入りで、表面は赤・白・黄・紫・緑の五色で、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の学力向上を願っている。
・バス停の名前入り切符のお守り
愛媛県久万高原町に郷角(ごうかく)という地区がある。
この地区には「郷角」と「大成(おおなる)」というバス停がある。
町がバスの運行を委託する柳谷産業開発公社が、「旭からごうかくゆき」と「ごうかくから大成ゆき」の2種類のバス切符を発売した。
受験シーズンを迎え合格祈願グッズとして人気を呼んでいる。
・すべり止めの砂入りのお守り
蒸気機関車(SL)のように目的地へ力強く進んでと、すべり止めに使う砂を入れた合格お守りをJR西日本の福井駅で配布する。
砂はSL「やまぐち号」で使われているすべり止めの砂。
やまぐち号が走る山口線の新山口―津和野(島根県津和野町)間は、日本有数の急勾配があり、砂は米粒大。
日本中のあちこちで語呂合わせの合格お守りが登場。
受験生にはやはりお守りが人気だ。
試験に挑む受験生たち (イラストを模写)