スキー伝来100年と全開の県内     スキー場

kanazu362011-01-19

1月15日、スキー発祥の地である上越市高田の金谷山も
積雪が90センチを超え、金谷山スキー場も滑走が可能となり
スキー場がオープンした。
これで新潟県内の全スキー場がオープン、久しぶりにスキー場に
賑わいが戻った。
・スキー伝来100周年とレルヒ祭
 ・スキー伝来100周年
  金谷山スキー場は、1911年(明治44)にオーストリア・ハンガリー帝国(当時)のレルヒ少佐により日本に初めてスキーが伝えられた場所として知られている。
  国内初めてのスキー教室は1911年1月12日、場所は金谷山(145m)。
  歩兵58連隊のスキー研究員14人が最初の生徒。
  この時レルヒ少佐が教えたのは、杖(ストック)を一本だけ使うスキー術。
  滑降するスキーではなく、山を登るためや雪の上を安全に移動するための実用スキーだった。
  翌月には日本初のスキークラブ「高田スキー倶楽部」が発足。
  民間にも便利な移動手段としてのスキーが広まる契機となった。
 ・レルヒ祭
  ・月日:2月12・13日
  ・会場:金谷山スキー場および高田本町商店街はか
   ・前夜祭(2月12日)
    ・たいまつ行進 ・記念花火 ・たいまつ滑降 ・レルヒコンサート
    ・雪灯籠 ・どんど焼き
   ・レルヒ祭(2月13日)
    ・一本杖スキー披露と講習会 ・子ども広場 ・今と昔の雪遊び
    ・ミニコンサート
    茶の間のアイドル加藤清史郎君が、レルヒ祭にゲスト出演する。
    加藤清史郎君は、NHK大河ドラマ天地人」の与六役で、「わしは、こんなとこに来とうはなかった!」と叫ぶ。
    この名セリフで与六こと加藤清史郎君は一躍茶の間のアイドルに。
新潟県のスキー場
 新潟県観光課によれば、新潟県内にスキー場が全部で58カ所ある。
 ・上越エリアは、赤倉観光リゾートスキー場など12カ所
 ・湯沢エリアは、苗場スキー場など13カ所
 ・南魚沼エリアは、上越国際スキー場など11カ所
 ・その他の中越エリアは、長岡市営スキー場など15カ所
 ・下越エリアは、胎内スキー場など7カ所
 奥只見丸山スキー場は現在春まで滑走中止で、春スキーシーズンの営業は3月19日(土)からの予定である。
・スキーブームと新潟県
 1987年に公開された映画「私をスキーに連れてって」を契機として全国的にスキーのブームが起こった。
 レジャー白書によれば、最盛期であった1993年には1860万人にまで増加した。
 1993年の1860万人をピークに減少に転じ、2001年1080万・2003年760万と800万人を割るなど約10年で、ピーク時の3分の1にまで減少し、それに伴いスキー場も約2割減少した。
 新潟県のスキー場入り込み客数は、1992年度の1597万人をピークに減少に転じ、1998年1073万・2000年939万と1000万人を割り2005年595万人・2008年500万人・2009年492万人と10年前に比べて半減、現在は500万人を割る。
今年は日本にスキーが伝来して100年という節目の年である。
新潟県は、スキー観光PRのため「雪あそび隊長」に加藤清史郎を任命した。
キャラクラーの“レルヒさん”の活躍と「雪あそび隊長加藤清史郎君」の人気が、子どもたちをスキー場に呼び込む起爆剤となりスキーブームが再来するか。

スキーブームが再来するか (イラストを模写)