Rびんとカートカン

kanazu362011-02-07

新潟で生まれた「Rびん」と国産の間伐材で作る「カートカン」の
話題が新聞に出ており、興味を持ちスーパーやコンビニを訪ね
現物を見てきた。
・Rびん
 びんには、ワンウェイびんとRびんがある。
 ワンウェイびんは、再使用(リユース)を前提としないガラス製の容器(びん)のことで、色別に分別された後に破砕されてカレットと呼ばれリサイクル原料として用いられる。
 Rびんはリュースびんで、洗浄して繰り返し使用する。
 Rびんは、1998年温暖化の影響を懸念した長岡市のびん商(びんを回収しメーカーにに納める業者)が中心になり「日本リターナブル(現・リュース)びん普及協会」が設立されRびんは新潟から全国に広まった。
 日本リターナブルびん普及協会が、中容量リターナブルびん(720ミリリットル)として設計を依頼し、日本ガラスびん協会より中容量規格統一リターナブルびんとして認定されたびん。
 平成11年度より出荷を開始し、現在では年間約690万本を出荷している。
 Rびんは新潟から生まれたと知り、近くの酒屋さんやスーパーの酒コーナを訪れ “R”マーク入りのびんを調べた。
 新潟の地酒で720ミリリットル(4合)入りの中びんのほとんどが「Rびん」だった。
・カートカン
 カートカンとは、ドイツの製本機器会社ミカエルヘラフがフィンランドの製紙会社キュンメネと共同開発した紙製円柱容器のこと。
 “carton”(紙)と“can”(金属容器)の合成語。
 カートカンは牛乳パックと同じように、紙に合成樹脂張ったもの。
 カートカンは、材料に国産の木材を30%以上使用しているので、カートカンを買うことは、山に資金が還流され、国内の森林整備に必要な費用の一部を消費者が負担することにつながる。
 日本で最初にカートカン入りの飲料を売り始めたのが「ホッカコーポレーション」という飲料メーカー。
 興味を持ちカートカンの自動販売機が新潟市内にあるかと「ホッカコーポレーション」に尋ねた。
 新潟市内では、新潟市米山3のマルヤマビルの1階に1台あると知らされ見てきた。
 自動販売機の表面上段にに「カートカン飲んで育てる日本の森林」と書かれている。
 左下には、“植える―森を育てる―間伐材―カートカン飲んで”のサイクル図が描かれ
 ・森は地球温暖化防止
 ・健康な森林が温暖ガスを吸収
 と書かれている。
 自動販売機では、コーヒー・お茶・ミルクココア・レモンティー・野菜ジュースなどが買える。 
 野菜ジュースを買いはじめてカートカンを手にした。
日本リターナブル(現・リュース)びん普及協会や森を育む紙製飲料容器普及協議会(もりかみ協議会)では、「Rびん」や「カートカン」を全国に広めようとPRしている。

Rびんとカートカン見つけたよ (イラストを模写)