2010年の国勢調査速報値に見る   新潟県の人口と限界集落

kanazu362011-02-06

1月30日のテレビで「NNNドキュメント限界集落富山市八尾町」
を放送したいた。
地方紙新潟日報では元旦から「新越後人を追い掛ける・にいがた
着」を連載、過疎に悩む尾神岳の麓でを紹介していた。
限界集落が話題になる昨今、2010年の国勢調査速報値が発表された。
速報値から新潟県の人口と限界集落を見た。
新潟県の人口と世帯数(平成22年10月1日現在)
 人口総数:237万4922人(前回比5万6573人減の−2.3%)
 世帯数:83万8922世帯(前回比1万9370世帯増の2.4%)1世帯当たり人口2.83人
 新潟県国勢調査人口は平成7年調査時(249万人)をピークに、平成12年調査から3回連続して減少。
 前回調査からの減少率2.3%は大正9年の調査開始以来最大。
 世帯数は過去最多となり、一世帯あたりの人員は、2.83人とピーク時(昭和15年の5.72人)の半数を下回り過去最少。
 前回調査からの人口増加は2町村(聖籠町弥彦村)であとの28市町村は減少。
 人口減少率が大きい県内の市町村は、
 ・粟島浦村:−16.4% ・阿賀町:−9.5% ・関川村:−8.2%
 ・出雲崎町:−8.1% ・魚沼市:−7.3% ・佐渡市:−6.9%
 ・津南町:−6.9% ・妙高市:−6.3% ・村上市:−6.0% ・加茂市:−5.4%
 新潟県統計課の発表によれば平成23年1月の人口は237万3067人で前月比−934人。
新潟市の人口と世帯数(平成22年10月1日現在)
 人口総数:81万2192人(前回比1655人減の−0.20%)
 世帯数:31万2528世帯(前回比1万2389世帯増の4.13%)1世帯当たり人口2.60人
 区別に見ると人口が増加したところは、中央区江南区秋葉区・西区の4区。
 江南区は2055人の増。
 世帯数は全8区すべてが増加したいる。
 新潟市の発表に寄れば平成22年12月末現在の人口は80万4069人で前月比−19人。
・過疎化と限界集落
 山間部や離島などでは過疎や高齢化が急激に進み限界集落となりいずれ集落が消滅するといわれる。
 限界集落とは、65歳以上の高齢者が住民の半数以上を占め、共同体の維持が困難と
 国土交通省による2006年(平成18)過疎法に指定されている755の過疎市町村の6万2271集落を対象に行った調査では、全国で限界集落が7878集落(12.6%)があり、このうち全住民が65歳以上という集落の数は431。
 10年以内に消滅が予想される集落は423、いずれは消滅すると思われる集落は2220と集計された。
・移住したい都道府県と新潟県の地域
 大都会を捨てて田舎に移住したり、地方都市から別の地方都市に移り住んだりする人が増えている。
 ・移住したい都道府県のベスト10
  「田舎暮らしの本・2010年10月号」によれば、移住したい都道府県のベスト10は、
  ・1位:長野 ・2位千葉 ・3位:静岡 ・4位北海道 ・5位:福島 ・6位:山梨
  ・7位:栃木 ・8位沖縄 ・9位:茨城 ・10位:和歌山
  新潟県は23位。
 ・新潟県内の移住者の多い地域
  人と自然に魅せられて新潟県内の移住者の多い地域は、
  ・関川村 ・新潟市西蒲区越前浜 ・魚沼市入広瀬地区 ・湯沢町 ・津南町
  ・十日町市松代地区 ・十日町市松之山地区 ・上越市大島区 ・佐渡市小木地区
  など
平成22年の国勢調査の「全国都道府県別及び市区町村別の人口及び世帯数」の集計結果は、2月25日に公表される。
人口が減り限界集落が増え集落が消滅する。
あぁ故郷がなくなる!!

あぁ故郷がなくなる (イラストを模写)