ミズダコ漁とオリジナル日本酒「雪月花」

kanazu362011-02-11

例年なら内野新川漁港のミズダコ漁が最盛期を迎える季節だが
今年は異変が。
昨年末から悪天候が続き、1月は5日しか漁が出来なかった。
今月も漁に出れたのが6日と9日の2日だけ。
内野の駅前にオリジナル日本酒で「タコしゃぶ」を食べさせる店がある。
・ミズダコ漁(内野新川漁港・2月9日)
 内野新川漁港のミズダコ漁を見ようと正月から5回も漁港に通ったが船が出漁できず見れなかった。
 8日に港に行ったとき「明日(9日)は船が出ますよ」と。
 2月9日午前6時30分過ぎ6隻の船が漁場に向かった。
 漁場には30分から40分で到着する。
 漁場に着くとあらかじめ海に沈めておいたタコ箱を引き揚げる。
 一回の漁で約250個の箱を引き上げ中に入っているミズダコを取り出し空箱をまた海に沈める。
 ・帰港
  午前8時半を過ぎると漁の終わった船が次々と港の戻って来た。
  「清勝丸」「長運丸」「浜一丸」「福盛丸」「清山丸」などなど。
  浜では仲間が待ちかまえる。
  「どうだった」「坊主だ」「2匹、1匹はカブリ」「4匹」と漁師が答える。
  カブリとは漁仲間同士の隠語で箱の外側にへばり着いていたタコのこと。
  タコはオスよりメスの方が味がよく高く売れる。
・ミズダコの釜ゆで
 新潟の国道402号線の五十嵐街道には4カ所のミズダコの釜ゆで場がある。
 船が浜に着くと係りのものが釜ゆで場に携帯電話で「お湯を沸かすように」と連絡する。
 獲ったタコを水洗いし、頭と足に切り分けてビニール紐で結ぶ。
 切ったタコは沸騰した大釜の中へ。
 蓋を閉め沸騰した湯の中でミズダコを15分前後ゆでる。
 蓋を取ると真っ白な湯気の中から赤紫色に染まったタコが姿を見せる。
 午前10時を過ぎるとゆであがったミズダコが軒先に吊るされる。
 吊るされたミズダコは、あっという間に売り切れるほどの人気。
・オリジナル日本酒「雪月花」
 ミズダコ漁の季節到来とともに「タコしゃぶ」の季節がやってきた。
 内野の駅前に「タコしゃぶ」を食べさせる店「雪月花」がある。
 店では看板メニューに地元の幸であるミズダコを食べさせる「タコしゃぶ」がある。
 また、ここでしか飲めないオリジナル日本酒「雪月花」もある。
 オリジナル日本酒「雪月花」は、内野の地酒「鶴の友」「越の関」「日本海」の3銘柄を独自にブレンドしたもの。
寒い今夜は、ミズダコを肴に熱燗で一杯。

ミズダコの釜ゆでを見る (イラストを模写)