雛人形展とお雛さま巡り

kanazu362011-03-01

今年も今日3月1日から「第12回城下町村上町屋の
人形さま巡り」が、村上市内一円で開催される。
徳島県勝浦町の人形文化交流館で家庭で使われなくなり、
全国から寄せられたひな人形を飾る「ビッグひな祭り」が
2月20日から始まり、約3万体が会場に飾られている。
新潟市内の古町七番町でも今年からお雛さま巡りが開催され商店街の店に小さなひな人形が飾られている。
・男雛と女雛の並べ方
 雛人形展を見ると男雛と女雛の並べ方が左右逆のものがある。
 雛まつり豆知識に「男雛と女雛の並べ方が正しいのはどちらか」が出ていた。
 古来は、向かって左が女雛、右が男雛でした。
 その後、昭和天皇の即位の祭、両陛下が「左に天皇、右へ皇后」と並ばれたのがきっかけとなり、逆の配置(関東風)も生まれた。
 しかし、現在でも伝統を継承する京都では、向かって「左が女雛、右に男雛」とするところが多い。
・佐藤家と鈴木家の雛人形展(新潟市中央区砂丘館・2月26日) 
 ・佐藤家
  古町で置屋「庄内屋」を営んでいた佐藤家。
  佐藤家の先祖で庄内屋で芸妓をしていた佐藤(庄内屋)シン(1873−1938)が集めたものだと伝えれれている。
  ・七段飾り(京雛) ・四段飾り(江戸雛) ・大きな内裏雛・五人囃子
  ・左甚五郎の京人形 ・子どもの人形 ・小皿やお道具など(ままごと道具)
  など。
 ・鈴木家
  江戸時代は廻船問屋の「間瀬屋」の鈴木家
  間瀬屋は今から250年前、現在の岩室村間瀬より初代間瀬屋佐右衛門が町立てを終えたばかりの新潟町に出て、間瀬の船を中心とした問い屋(問屋=とんやの原義=問い合わせをする意味)を営んだ時から始まり。
  ・五段飾り(昭和初期)
   昭和2年(1927)生まれの子どもの誕生に合わせて購入(よって昭和2年か3年ころのお雛さまと思われる)。 
   当時の金額で19円50銭で購入との記載あり。
   ・当時米一升:25銭 ・大工の手間賃(1日):1円60銭
・お雛さま巡り(新潟市中央区:古町通り・2月26日) 
 新潟市中央区の古町七番町では今年から町お越しとして商店街が協力して「雛さま巡り」を開催している。
 参加している商店は、
 ・ふれ愛古町・沢井化粧品店・和gen・大阪屋・浅川園・カメラのデンデン社・新益社酒店
 ・北陸ガス・瑞花古町店・ヴェールダンス
 店内には、貝殻びな・立ちびな・布びななどの小さなお雛さまが飾られている。
・わが家は親子2代の手作り雛人形で 
 ・娘が小学校の時に作った雛人形
  娘が与板小学校5年(旧与板町)の時に手作りで雛人形作った。
  台座は菓子箱の二段飾りで最上段は内裏様とお姫様、二段目は「三人官女」。
  顔と着物は布、髪の毛は茶色い毛糸。目は待ち針。
  着物の色は、内裏様が緑、お姫様はピンク、三人官女は黄色で袴は赤。
  内裏様は冠をかぶりお姫様は真珠の王冠をかぶっている。
  箱の裏には妻の字で「昭和55年10月」と書かれている
 ・妻が作った雛人形
  手芸クラブ会員代表3人が、2009年2月19日坂井東小学校のわくわく教室で開催された「布で作るおひな様」の講習に参加した。
  悪戦苦闘し、男びなと女びなを作った。
  講習を受けた会員の指導で仲間がそれぞれ男びなと女びなを作った。
  今年の桃の節句も7段飾りの雛人形ではなく、娘が小学校の時に作った雛人形と妻が作った布のひな人形「男びなと女びな」を部屋に飾った。
・番外:ひな祭り限定商品「さくらびな」
 新潟市中央区良寛堂が、ひな祭り限定商品として桜餅を模した「さくらびな」を発売している。
 桜餅の中に、男びなは顔が金柑で中は白あん・女びなは顔がイチゴで中はこしあんが入っている。
老夫婦二人のわが家。
今年も娘の小学校入学祝に買った7段飾りのお雛さまは、押入れの奥で桃の節句を迎える。
妻は「飾るときは楽しいが仕舞うときが大変だ」と。
今度、7段飾りのひな人形が飾られるのはいつのことか。 

桃の節句は手作り雛で (イラストを模写)