稚児道コースで国上山に登る

kanazu362011-04-03

東日本大震災で休園していた上野動物園が4月1日再園し、
ジャイアントパンダのつがい2頭(リーリー・シンシン)が
一般公開され2万1886人が来園したという。
4月1日、最高気温が15度を超す陽気に誘われ、稚児道コース
で国上山に登り花を見てきた。
・稚児道コースで国上山に登り花を見る      
 ・登山道の一部に残る稚児道
  稚児道:神仏習合の時代の国上寺は弥彦神社との関係が深く、 祭礼のたびに国上の僧や稚児が 弥彦神社で経をあげ、稚児舞を奉納しに行った。
  その時行き来に使ったのが稚児道である。
  国上山には、酒呑童子が通ったとされる「稚児道」が有り、現在は登山道の一部として残っている。
 ・稚児道コースで国上山に登る
  道の駅「国上」に車を止め登山開始。
  道の駅「国上」―酒呑童子神社―こもれび広場分岐―こもれび広場―稚児道―山の神参道―蛇崩―大山祇大神―剣ケ峰・黒滝城址分岐―国上山山頂(313m)
  山の神参道からは頂上までは木道の階段が続く。
  国上山山頂の北側の一部は、奇岩(凝灰岩)が露出した断崖絶壁となっている。
  昔より「国上山に大蛇住みして崩せる所なり」と伝えられ、地元ではここを「蛇崩れ」と呼んでいる。
  ゴツゴツした岩肌が露出した断崖絶壁から越後平野日本海佐渡を見渡すことができ、その眺望も素晴らしい。
  剣ケ峰・黒滝城址分岐点から山頂までは260mだが、まだ雪が残る。
  約2時間で山頂に到着。
  国上寺境内脇から山頂までの表コースは850mで約25分で登れるが、道の駅「国上」からの稚児道コースは約4.3キロで約2時間かかった。
  下山はほとんどが坂道なので約1時間30分で道の駅「国上」に到着。
・登山道で見つけた国上山の花々
 酒呑童子神社を過ぎ山道に入ると白いキクザキイチゲが咲いていた。
 登山道の両側に咲き始めたばかりのカタクリの薄赤紫の花が登山者を出迎える。
 ショウジョバカマの薄赤紫の花に混じり白・赤・薄紫の雪割草が咲く。
 オウレンの白い花も咲き、黄色いマンサクの花も咲く。
 国上山山頂では陽気に誘われギフチョウが舞い、登山者の疲れを癒す。
国上寺境内脇から登る表コースと違い、稚児道コースは距離も長く木立の中を登るため沢山の春の花が見れるのに驚き。

ここにも春の花が (イラストを模写)