新潟の妖怪展と新潟美人展
長岡の新潟県立歴史博物館では「新潟の妖怪展」が、新潟市の
新潟歴史博物館では「新潟美人展」と好対照の企画展が開催
されており見学してきた。
・新潟の妖怪と妖怪博士井上円了展
長岡の新潟県立歴史博物館で「新潟の妖怪妖と怪博士井上円了展」が開催されており4月24日観てきた。
会場には、妖怪の絵巻物や幽霊図や錦絵など142点の資料が展示されている。
・妖怪博士井上円了
長岡市(旧越路町・1858〜1919)浦の慈光寺出身。
長岡洋学校で学んだ後、本願寺の給費留学生となり東京大学哲学科卒業。
以後、仏教、哲学の研究・著作・講演活動を行い、東洋大学を創立しました。
旧来から信じられていた迷信を打破し、人々を啓蒙するために「不思議」=「妖怪」についての研究を行い、「妖怪博士」と呼ばれた。
・新潟の妖怪
・酒呑童子絵巻(国上寺蔵) ・化猫の頭蓋骨(雲洞庵蔵) ・雷獣画図(歴史博物館蔵)
・怪獣が登場する「越の風車」「北越奇談」「北越雪請」
・安産のお守りとして信仰された「河童の手」
・猫山宮尾病院の・河童から授けられた猫山あいす
・妙多羅天女像(宝光院)・怪獣ミイラ(西生寺) ・黒坂の鎌鼬(かまいたち) ・青山狐
・佐渡の狢図 ・四谷怪談のお岩の面とお岩の人形
・暁斎百鬼画団に登場する「妙高の山童」と「鯨波の船幽霊」
・化物婚礼絵巻
などなど。
・新潟美人展
会場には、江戸時代から現代までの新潟のじょせいやの絵や写真など約140点の資料が展示されている。
・新潟新聞社主催十美人投票肖像画(大正4年6月)
佐藤哲三郎画:大竹座蔵
1等の成澤鯉子は10万2票 2等は桜屋かつ子 3等は鶴善楼八千代
・やまと新聞(大正13年5月28日夕刊)活動女優の人気投票結果
1位川田芳子(新潟市古町生まれ・松竹)39万5991票
2位栗島すみ子(松竹)34万7631票
川田芳子は映画「母」(大正12年)に主演した。
・書籍:情緒の新潟(昭和13年) ・絵葉書外包袋:銃後の花新潟美人」(昭和15年)
・絵葉書:新潟五美人(大正初期)
・絵葉書:雪の越後より(慰問文・おけさだより・昭和10年代)
・読売新聞PR版(昭和42年):新潟美人上下
・京は舞妓 新潟は振袖さん(昭和62年)
・新潟美少女図鑑(平成14年新潟の広告企画会社が創刊した無料のファツション誌)
などなど。
会場に飾られた新潟の妖怪や新潟美人の展示資料が訪れた人たちを魅了する。
これが「河童の手」 (イラストを模写)