馬高遺跡竪穴住居と源泉で作る与板の越乃塩

kanazu362011-05-07

新聞に「火焔地土器発祥の地」として有名な長岡市関原の馬高
遺跡で約5000年前の竪穴住居復元と与板町馬越の塩乃湯
温泉で湧き出る温泉から塩を製塩していると出ており5月5日
見てきた。
・馬高遺跡に竪穴住居を復元(長岡市関原町:馬高遺跡)
 長岡市関原に馬高遺跡と遠藤沢を挟んで三十稲場遺跡がある。
 看板には「馬高・三十稲場遺跡は、縄文時代の大規模な集落跡です。
 遠藤沢と呼ばれる小さな沢を挟んで、東側に中期(約5500〜4500年前)の馬高遺跡、西側に後期(約4500〜3200年前)の三十稲場遺跡が広がっています。
 馬高遺跡は火焔土器発祥の地として、三十稲場遺跡はヒスイや滑石などを加工した玉づくりのムラとして有名です。
 昭和54年に両遺跡のほぼ全域約4万5000平方メートルが国史跡に、平成2年には、最初に発見された火焔土器重要文化財に指定されています」と書かれている。
 長岡市はこのたび、縄文人の暮らしを肌で感じてもらおうと、馬高遺跡に約5000年前の竪穴住居を復元した。
 完成した竪穴住居は、屋根と壁がカヤでできている。
 発掘で見つかった柱の穴の上に、同じ太さの柱を立て建材は縄文時代に重宝されたクリの木でカヤは近くの沢で刈り取ったもの。
 中は50センチほど掘り下げられており、12畳ほどの広さがあり縄文時代に4〜5人の一家が住んだとみられる平均的なたたずまい。
 復元された竪穴住居の近くに「深鉢形土器(火焔土器)出土地」の標柱が立つ。
・与板越乃湯温泉の源泉で製塩する越乃塩(長岡市与板町馬越:越乃湯)
 旧与板町の馬越地区にある与板塩乃湯温泉は、2009年にNHKの大河ドラマ天地人」の主人公、直江兼続が本拠とした与板城近くにある。
 地区の一番奥にある1軒宿で源泉は、ナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉
 町おこし団体や馬越の住民らでつくる「越乃会」の人たちが、源泉を利用し特産の塩を作ろうと考えた。
 塩炊き小屋を建て源泉を引き入れ製塩をはじめた。
 できた塩は、特産食塩「越乃塩」という商品名で販売している。
 計画では、年間生産目標は1トンで販売価額は100グラム500円。
 宿に「越乃塩」のサンプルとチラシが置かれていた。
 チラシには「とうとうと湧き出る温泉は大地の恵。越乃塩は大地の恵の結晶です。
 越後与板の良寛ゆかりの秘湯、越乃湯の源泉(強塩冷鉱泉)を昔ながらの製法で、一粒一粒丁寧に製塩しました。
 普通の食塩とひと味の違います。
 海水から製塩される食塩に比べ、塩水濃度が低く、ミネラル成分の多い、コクがありほのかな甘みさえ感ずるお塩。・・・」と書かれている。
 予約すれば製塩所見学もできる。
5月の連休に馬高遺跡竪穴住居と源泉で作る与板の越乃塩製塩所を見学した。 

復元された竪穴住居を見学  (イラストを模写)