大河津分水路新可動堰の一般公開と 水防訓練
台風2号は5月29日午後3時、四国沖で温帯低気圧に
変わった。
台風2号の影響で西日本や北陸や東北の各地でで大雨や
高波の被害などが発生した。
燕市五千石で建設が進む大河津分水路で5月29日、新可動堰の一般公開が行われた。
台風の接近で雨が降る中一般公開された新可動堰を見てきた。
同じ河川敷で梅雨時の大雨に備え水防訓練が行われていた。
・大河津分路水新可動堰の公開(燕市五千石・5月29日)
大河津分路水の新可動堰は、現在の可動堰が老朽化したため2003年から工事が始まった。
総工費は約410億円。
堰柱7本の間には幅約40mの日本最大級のゲート6門を備える。
新可動堰に両側には3タイプの魚道が新設されている。
3タイプの魚道は、主として鮭などの大型游泳魚と主として鮎などの大型から小型游泳魚と鮎などの主として鮭などの大型游泳魚やウナギなどの底生魚に分かれている。
新可動堰は川底からの高さが13mある。
堤防に設けられた仮設階段を登り堤防を歩いて管理橋を渡った。
管理橋(長さ293.1m)から眺めると、上流には旧可動堰が見え、下流には大河津橋が見えその先に日本海と国上山が見える。
管理橋から13m下の川底のゲートをのぞいた。
川底には十字型のコンクリートブロックがきれいに並べられている。
このコンクリートブロックは、川底が削られるのを防ぎ堰の地盤を守る役目をする。
新可動堰の工事は2013年(平成25年)に完了させる予定。
・水防訓練(燕市五千石・5月29日)
大河津分水路新可動堰近くの河川敷で、信濃川河川事務所主催の水防訓練が開催されていた。
大河津分水路新可動堰の管理橋には訓練見学用のベンチが備えられていたが、あいにくの雨でベンチに座って訓練を見学する人の姿はなかった。
訓練に参加した消防の人たちなどが、会場に積まれた土砂を土のう袋に詰め指定された場所に運び土のうを積み上げてい行く作業を公開していた。
大河津分水路新可動堰が完成したら再度見学したい。
管理橋から大河津分水路を眺める (イラストを模写)