新潟大学書道部学生の書道展と全国 水墨画美術展
新潟県展の入選者が5月31日発表された。
全7部門に4289点の応募があり、入賞54点・入選1022点が
決まった。
入賞・入選作品の巡回展は、今日6月3日から新潟・上越・佐渡・
長岡などで開催される。
新潟大学書道部学生の書道展と全国水墨画美術展が開催されていたので観てきた。
・新潟大学書道部学生の書道展(新潟市西区:西新潟市民会館・5月21日)
新潟大学で書道を学ぶ学生らによる恒例の書道展「奏―かなで―」が5月21日から新潟市西区の西新潟市民会館で始まった。
「奏」の由来は、奏には「集まる」「成す」「成し遂げる」という意味があり、書を志す者として集まった16名の仲間が、書道家の様々な活動を成し遂げられるようにという願を込めて「奏」という学年名をつけましたと。
会場には新潟大学教育学部芸術環境創造過程書表現コース16人と教員3人の書作品19点が展示されている。
会場狭しと大作が飾られ見る人を圧倒させる。
・全国水墨画美術展(新潟市中央区:新潟県民会館・5月31日)
水墨画の公募作品展「全国水墨画美術展」が、新潟県民会館で5月31日から始まった。
全国水墨画美術展は今年で20回目となる。
会場には全国から応募された約230点が飾られている。
最高賞の水墨画大賞には長岡市の島村栄一さんの「里山の棚田」が選ばれた。
作品を見ているだけで水墨画の世界に魅了される。
・ホスターで見る全国水墨画美術展のあゆみ(新潟市中央区:新潟県民会館・5月31日)
全国水墨画美術展の開催に併せ「ホスターで見る全国水墨画美術展20年のあゆみ」が開催されていた。
・1回目の開催は平成4年3月4日から3月8日
・4回目の開催は平成7年6月7日から6月12日
・10回目の開催は平成13年6月26日から7月1日
・20回目の開催は平成23年5月31日から6月5日
ホスターを見てはじめて知った。
1回目から3回目までの名称は「新潟県水墨画美術展」だったが4回目から現在の「全国水墨画美術展」に名称が変わった。
会場の机の上に1回目から20回目までのポスターが置かれ「ご自由にお持ち下さい」と。
記念に1回目と20回目のポスターをいただいた。
・番外:書家巻菱湖生誕地PRの看板設置(新潟市西蒲区福井・5月29日)
巻菱湖、安永6年(1777年)―天保14年4月7日(1843年5月6日)は、江戸時代後期の日本の書家。
越後国巻(現在の新潟市西蒲区)に私生児として生まれる。
姓は池田、後に巻を名乗る。
名は大任、字は致遠または起巌、菱湖は号で、別号に弘斎。通称は右内と称した。
明治政府の官用文字は御家流から菱湖流に改められ、菱湖の門下生は1万人を超えたと伝えられている。
市河米庵、貫名菘翁と共に「幕末の三筆」と並び称された。
江戸時代に活躍した書家巻菱湖の生誕地旧巻町福井地区では、生誕地を「名筆の故郷」としてPRしょうと、福井地区周辺の国道沿いや旧庄屋佐藤家住宅前など4か所に看板(高さ150センチ・幅125センチ)を設置した。
看板には、ほたるの里福井「上下千年偉大なる 巻菱湖 生誕の地」と書かれ, 巻菱湖書の楷書千字文と書家の番付表も載っている。
番付表には東大関―巻菱湖・西大関―頼山陽の名前が書かれている。
新潟大学書道部学生の書道展と全国水墨画美術展を見学し、書家巻菱湖の故郷まで足を伸ばした。
ここが書家巻菱湖の故郷 (イラストを模写)