棚田に映えるヒメサユリとユリノキ並木
5月21日から越後三条・高城ヒメサユリ祭りが始まった。
「ヒメサユリ」は昔から三条市下田地区の山野に群生し、
森町の高城城址はそのヒメサユリの群生地として知られる。
今年は雪解けが遅れヒメサユリの開花も例年より1週間ほど
遅れた。
花の遅れで祭りの会期も1週間延期し6月12日までとなった。
三条市北五百川の棚田付近に咲くヒメサユリが、見頃を迎えていると知り6月4日見てきた。
・棚田に映えるヒメサユリ(三条市北五百川:北五百川の棚田・6月4日)
にいがた観光ナビには「北五百川の棚田」は、
三条市北五百川地内にある棚田は、栗ヶ岳の裾野に位置し、日本の棚田100選にも選ばれています。守門岳をはじめとする遠くの山々と人家が美しく、新潟県景勝100選の八木ヶ鼻をはじめ、高城城址、袴腰山、粟ヶ岳とこれらの山々を結ぶブナの道が整備されています。
と紹介されている。
北五百川の棚田をはじめて訪ねたのは、2011年4月24日のにいがた里山研究会主催の「春の棚田観察会」に参加した時だ。
新聞に“棚田彩る薄紅色”と北五百川の棚田周辺に咲くヒメサユリの花が見頃と紹介されており6月4日見てきた。
棚田を所有する佐野誠五(62)さんは、親切にヒメサユリ植栽の苦労話をしてくれた。
「ヒメサユリの球根を植えたのは7年ほど前からで、5年がかりであぜ道や斜面に約1000個植えた。
球根はネズミやイノヒヒに食べられ今残って花が咲いているのは500本くらいか。
斜面の球根は残りましたがあぜ道の球根は全滅です」と。
山頂の東屋までの左側の斜面に咲く薄紅色のヒメサユリはみごとだ。
ヒメサユリの花と棚田と栗ヶ岳をバックに何枚も写真を撮った。
・ユリノキ並木(新潟市秋葉区金津:新潟県立植物園前・6月4日)
インターネットでユリノキを調べると、
ユリノキ(モクレン科)・北アメリカが原産・公園樹・街路樹。
別名:ハンテンボク(葉が祭りに着る半てんの形に似ているので)
:チューリップツリー(花の形がチューリップに似ているので)
とでている。
新潟市秋葉区金津の新潟県立植物園前の道路の両側にユリノキが街路樹とし植えられている。
チューリップに似た黄緑色のユリノキの花。
今がちょうど見ごろだ。
初夏の山里を散策しヒメサユリとユリノキの花を見てきた。
初夏の棚田に映えるヒメサユリの花 (イラストを模写)