絵葉書に見る戦争展と長岡空襲体験画展

kanazu362011-07-01

6月29日のNHK連続小説「おひさま」は、昭和20年8月15日の
終戦を伝える玉音放送を聞く場面が放送されていた。
日露戦争や太平洋戦争にまつわる絵葉書を集めた展覧会
「絵葉書に見る戦争」と「長岡空襲体験画展」が開催されていた
ので見てきた。
・絵葉書に見る戦争展と(新潟市中央区新潟大学資料展示館・6月29日)
 会場入口には「戦争と美術:絵葉書に見る戦争」と書かれたポスターが貼られ、同館が所蔵する212点の絵葉書が展示されている。
 ・大東亜戦争陸軍記録画集(昭和18年発行) ・靖国の絵巻(昭和14年発行)
 ・従軍画家が戦地で描いたスケッチ(作者不詳) ・出征将兵作品集(昭和17年発行)
 ・中田瑞穂先生宛ての戦地からのたより ・戦争記念 ・戦時展覧会
 ・戦地戦闘場面 ・戦地での生活の様子 ・戦地の風景 ・実逓便 ・戦争広告
 ・絵ハガキになった軍歌 ・女性画家の作品と描かれた女性 ・銃後
 などなど。
・長岡空襲体験画展(長岡市城内町:長岡戦災資料館・5月5日)
 太平洋戦争下の「茶の間」が再現されており、ラジオからは、昭和16年12月8日大本営発表の「臨時ニュース」や「山本元帥国葬実況放送」や8月15日の終戦を報せる「玉音放送」なども流れる。
 ・戦争下の国民の暮らし
  ・金属回収 ・学徒勤労動員 ・学童疎開
  ・米軍の日本本土空襲
  ・1945年(昭和20)3月10日東京大空襲(死者約8万8000人)
  ・1945年(昭和20)8月1日長岡空襲(死者1480人)
  ・焦土と化した長岡空襲
  ・写真と空襲後の市街地の部分模型
  ・防火用具の三種の神器(防火水槽・バケツ・火叩き)
  ・昭和21年度採用「海軍志願兵」徴募のポスター(海軍省
  ・小学校制服 ・モンペ ・国民服
  ・米つき棒と簡易精白器(一升ビンの中に玄米を入れて米つき棒でコメをつく、3合の玄米が2時間ほどで7分くらいの白米になる)
 などなど。
 資料を見て昭和20年7月20日午前8時13分、長岡市左近町(当時は上組村大字左近)の畑に1発の模擬原子爆弾が投下されてのを初めて知った。
 ・長岡空襲体験画展
  1945年(昭和20)8月1日長岡空襲の被害を伝える「長岡空襲体験画(油絵)」24点が会場に飾られている。
  ・鉄工場が燃え崩れる(愛宕町) ・黒地の日の丸(長岡上空から見た)
  ・生命と家を守ってくれたプラタナス(宮内) ・水道タンク
  ・三年土手に逃げろ(栖吉川三年土手) ・赤い月(長岡市) ・空
  ・焼夷弾を避け踏み越えて(千手横) ・B29が来た長岡 ・長岡駅
  ・平潟神社忠魂碑下の合同火葬(平潟神社境内)
  などなど。
太平洋戦争開戦から今年で70年を迎える。 
戦争体験者が年々減ってゆく。
戦争のない平和の喜び。
戦争のない平和な時代を生きている今の人たちは、絵ハガキや長岡空襲体験画から何を感ずるか・・・。

戦争のない平和の喜び (イラストを模写)