わらアートまつり作品作りと展示
9月3日の新潟県内は、台風12号の影響によるフェーン現象で
各地で30度を超す真夏日となった。
新潟市西蒲区ではで最高気温が全国最高の37.5度を記録
した。
初秋恒例の「わらアートまつり」が9月3・4日の両日、新潟市西蒲区松尾野の上堰潟公園で開催された。
今年も武蔵野美術大学の学生や地元住民らの協力で稲わらを使った巨大わらアートオブジュエが制作された。
上堰潟公園は、親子連れで大賑わい。
開催前日の9月2日、わらアート作品制作現場を見学、そして9月3日完成した展示作品を見てきた。
・わらアート作品作り(新潟市西蒲区松尾野:上堰潟公園・9月2日)
気温が30度を超す会場で武蔵野美術大学の学生さんたちが、稲わらを使った巨大わらアートオブジュエ「マウンテンゴリラ」「タコ」「船」「カンガルトンネル」「トトロの穴」「招き猫」の6作品をクループごとに分かれて制作していた。
・わらアートまつり作品展示(新潟市西蒲区松尾野:上堰潟公園・9月3日)
会場を飾る6作品は、武蔵野美術大学の学生約40人と地元住民らの協力で約1週間かけて制作した。
今回のテーマーは「笑顔をつくる」で、見て楽しむだけでなく、触って遊んでもらえるようにと作品も工夫されている。
・船:船に乗り込み船の上でかじを回すことができる
・カンガルトンネル:トンネルをくぐりカンガルーの袋から顔を出して遊ぶことができる
・トトロの穴:迷路の穴を進みゴールに到着
・招き猫:色の違った古代米の稲わらを使って猫の顔をうまく表現している
・タコ:8本の大きな長い足が印象的
・マウンテンゴリラ:愛敬のある顔に癒される
・おめさん自慢のかかしコンテスト
今年初めて企画された「おめさん自慢のかかしコンテスト」。
自慢の19体のかかしが会場に立ち並ぶ。
コンテストの結果が発表された。
・1位は「だいぼん」、岩室地区ではカタツムリのことを「だいぼん」と呼ぶ。
・2位は「トキにドキッ!」 ・3位は「かっぽうぎ隊」
ほかに、中之口音頭 ・横綱羽黒山 ・面白おじさん ・ミニミッキーマウス
・未来は男女で優勝をめざせ!(サッカー) ・えこ
など。
・テント村
会場の一角に新潟市西蒲区の旧町村(巻町・西川町・岩室村・中之口村・潟東村)のテント村が出現。
テント村では各町村特産の農産物(イチジク・ブドウ・梨など)や味噌・漬物・鯛車焼き・おこわ・おにぎり・笹団子・ゆべし・かも汁などが売られている。
猛暑の中かき氷の店先には長い列が。
わらアートまつりは9月4日に終了したが、巨大わらアートオブジュエやかかしは10月31日まで展示される予定。
船やカンガルーが子どもたちに大人気 (イラストを模写)