お菓子の神社とお菓子あれこれ

kanazu362011-11-03

新潟県内唯一のお菓子の神社「菓祖社」の菓子祭りの記事が
新聞に出ていた。
菓子神社を参拝し、新潟ふるさと村の「あられおせんべいまつり
2011」を見てきた。
・お菓子の神社(燕市:菓祖社・10月24日) 
 燕市の菓祖社で10月16日、菓子祭りが行われた。
 燕市戸隠神社の境内に「天満宮(学問の神)」「菓祖社(お菓子の神)」「幸福稲荷(繁栄の神)」が祀っられている。
 戸隠神社は1649(慶安2年) 燕組大庄屋に赴任した樋口嘉兵衛が、「戸隠神社」を創設したとの説と、1683(天和3年)の創祀説もある。
 「菓祖社」は、お菓子の神様とされる「田道間守命(たじまもりのみこと)」を祀った神社。
 約2000年前、不老長寿の薬を探しに旅立ち、当時の菓子にあたる「タチバナの実」を持ち帰った田道間守命の功績をたたえたもの。
 鳥居に「私達燕菓子組合員は田道間守命の精神を尊守し、地域の菓子文化に貢献致します」の貼り紙が張られている。
 戸隠神社によると、祭りは半世紀以前に始まり年2回開催され、菓祖社があるのは新潟県内唯一でここのみ。
・あられおせんべいまつり2011(新潟市西区:新潟ふるさと村・10月22日)
 ・米菓生産数量(食糧庁統計から抜粋)
  平成22年全国米菓生産数量は、
  ・あられ:10万トン(新潟県内:7万4000トン・74%)
  ・せんべい:12万3000トン(新潟県内:7万8000トン・63.4%)
  で、新潟県が全国1位。
 ・あられとおせんべい
  あられとおせんべいの違いは、使う米で分かれる。
  ・「あられ・おかき」は、もち米で作られる
  ・「せんべい」は、うるち米で作られる
  10月22日から11月6日まで新潟ふるさと村で「あられおせんべいまつり2011」が開催されている。
  あられおせんべいまつり2011に参加したのは新潟県内の米菓メーカーの16社。
  会場の大看板に各社の代表商品一品が紹介されている。
  ・亀田製菓:サラダホープ ・浪花屋製菓:柿チョコ苺チーズケーキ味 ・新野屋:網代
  ・越後製菓:越後のあわ雪 ・岩塚製菓:新潟ぬれおかき 
  ・みながわ製菓:とうがらしの種
  など約200種類の商品が会場に並び試食もでき大変な賑わい。
  ふるさとのみながわ製菓の「とうがらしの種」に懐かしさが。
・小学生児童が考案した「秋の古町スイーツ」
 新潟市中央区の古町地区活性化を目指し、同地区の新潟小学校4年生が考えたお菓子を期間限定で商品化する「秋の古町スイーツ」の製品発表会が10月6日同校で開かれた。
 考案した「秋の古町スイーツ」は、
 ・カボチャトホワイトチョコをあしらった「万代橋タトル」
 ・ブドウやリンゴなど7種類のゼリーを重ねた「古町にじ色ゼリー」
 など。
 「秋の古町スイーツ」は10月8日から11月6日まで古町の7店舗で販売されている。
・番外:梨ようかんとかりんとうまんじゅう
 ・梨ようかん(新潟市南区月潟:マスヤ製菓・10月24日)
  新潟市南区月潟の大別当に国指定天然記念物の「類産ナシ」の大きな原木がある。
  原木は昭和16年11月に国の天然記念物に指定された。
  「類産なし」の原木は、高さ1.8m・根周り2.4m・樹齢200年以上。
  「類産ナシ」は昭和16年11月に国の天然記念物に指定された。
  今でも毎年約400個の実が収穫される。
  この地の梨栽培の歴史は、文化年間(1804年から17年)に大別当の深澤剛蔵氏が上総国より苗を求めて植えたのが始まりとされている。
  地元のマスヤ製菓が、この梨を使用し2年ほどかけて「梨ようかん」を開発した。
  いまでは「梨ようかん」を土産品として販売している。
・胎内米粉かりんとうまんじゅう(胎内:美月堂)
 米粉のまちとして知られる胎内市で「胎内米粉かりんとうまんじゅう」が売られている。
  胎内米粉かりんとうまんじゅうを開発したのは、創業40年の和洋菓子店「美月堂」。
  店の話によると福島県発祥の「かりんとうまんじゅう」にヒントを得たとか。
  まんじゅうの生地は、地元の米粉と沖縄産の黒糖と北海道十勝地方の小豆などを素材にしている。
暖房の恋しい季節。
タツで仲間と団らん、お茶うけにお菓子を食べながら話がはずむ。
お菓子を食べながら (イラストを模写)