金持神社と佐渡小判の里帰り
金の話題が新聞に。
・金持(かもち)神社(鳥取県日野郡日野町金持)
金持神社は、全国で1か所しかない縁起の良い名前の神社。
縁起のよい名前から、金運・開運祈願の神社として広く信仰を
集めている。
このため、ジャンボ宝くじ発売シーズンになると参拝者が増えるとか。
10月25日、金持神社で地元農家がコシヒカリを特別栽培した新表品「金持米(かねもちまい)」の祈願祭を行った。
新米は神社売店のほかJA鳥取西部日野支所を通じ全国販売される。
金持(かもち)とは、古くは、玉鋼の産地で、原料の金(鉄のことを金“かね”と読んでいた)が採取できる谷を多く持っていた事から、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれるようになったと伝えられている。
金持神社の由来
810年、出雲国の神官の二男が、伊勢神宮参拝のため、この地(当時は伯耆国日野郡金持郷)を通りかかったところ、お守りとして身につけていた玉石が急に重くなり、この地に宮造りしたといわれている。
鎌倉時代〜南北朝時代にかけての武将・金持氏の信仰が篤かったと伝えられている。
・佐渡小判の里帰り
佐渡市の史跡佐渡金山の施設で、江戸時代に島内で鋳造された「佐渡小判」が約300年ぶりに“里帰り”し展示されている。
同史跡には「佐渡小判」は複製品しかなく、「佐渡金山を語る上で不可欠」と、鑑定書付で約500万円で購入した。
購入した小判は、享保年間(1716〜1724)のものと見られ、縦70ミリ・横39ミリ。
専門家によると、佐渡小判は、明治以降ほとんど所在が分からなくなっているという。
・番外:金色のナマズ
栃木県大田原市の水族館「県なかがわ水遊園」で、全身が金色のナマズが特別展示され入園者たちを驚かせている。
11月初めに同県東部の茂木町の川で捕獲された。
通常、ナマズは黒色だが色素異常らしく、体長約70センチで、展示担当者によると国内最大級といい「目立つ色なのに敵に襲われず、よくここまで成長した。奇跡です」と感心しきり。
同園によると、魚の自然界での体色変化は、100万匹に1匹という。
琵琶湖では、体が金色のナマズを「ベンテン(弁天)ナマズ」と呼び、神の使いとして崇められている。
展示は年内限りの予定だが、年越しも検討中とか。
・番外:黄ダイヤモンドが約9億5000万円で落札
11月15日、最高ランクの色合いの110.033カラットの黄ダイヤモンドが、ジュネーブで競売にかけられ、1128万2500スイスフラン(約9億5千万円)で落札された。
涙の形をした希少価値のあるダイヤでは世界最大級という。
予想落札価格は最高で1400万スイスフランだった。
競売大手サザビーズによると、昨年、南アフリカで発見され、ロンドンの博物館で展示されていた。
ジュネーブでは昨年11月、ダイヤの落札額としては過去最高の4544万2500スイスフランでピンクダイヤの指輪(24.78カラット)が落札された。
・番外:ゴールド(金)焼きそばの登場
胎内市にご当地グルメとして「たいないゴールド焼きそば」が登場した。
考案したたのは胎内市住吉町で割烹を営む「割烹居酒屋しらつゆ」。
金色は、みそだれと油揚げで表現している。
いつの時代も人々は金の魅力に取り付かれる。
佐渡小判の里帰り (イラストを模写)