時代劇の衰退で地上波テレビから時代劇が消えてゆく

kanazu362011-12-21

2011年の「芸能界10大ニュース」が新聞に出ていた。
1位に「島田紳助さん引退」、8位に「長寿ドラマ終了相次ぐ」と。
時代劇長寿番組水戸黄門が12月19日の放送の最終回
スペシャルで42年の歴史に幕を閉じた。
テレビの番組表を見ると地上波テレビで時代劇の放送をしているのはNHKの大河ドラマをのみで、レギュラ番組から時代劇が次々と消えてゆく状況に。
・時代劇と現代劇
 時代劇は、おもに明治維新以前の江戸時代、あるいはそれ以前の日本史上における古い時代を舞台とした、日本の演劇や映画、テレビドラマ等のジャンルである。
 日本の演劇・映画・テレビドラマ等は、「時代劇」と「現代劇」の2つのジャンルに大別される。
・時代劇長寿番組水戸黄門に幕
 水戸黄門は、1969年8月TBS系列の放送で始まった。
 42年間続いた時代劇長寿番組水戸黄門は、12月19日の最終回スペシャルで幕を閉じた。
 通算1227回だった。
・テレビ時代劇の衰退
 多くの人に愛された時代劇が次から次えとテレビから消えてゆく。
 テレビの放送番組を見ると時代劇は、単発のスペシャル番組やBS・CSでの再放送ばかりだ。
 1960から1980年代には、時代劇が毎日のように放送されていた。
 大川橋蔵の「銭形平次」(フジテレビ系)、松平健の「暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)、加藤剛の「大岡越前」(TBS系)のように1人の名優が演じ続けた作品もあった。
 中村梅之助杉良太郎高橋英樹らの名優が次々に演じた「遠山の金さん「(テレビ朝日系)のような作品もあった。
 また、金で殺しを請け負う仕事人が登場する「必殺シリーズ」(TBS・テレビ朝日系)もあった。
 1990年代になると、櫛の歯が欠けるように隆盛を誇った時代劇も次々と終了していった。
 時代劇の衰退の大きな原因は、制作予算の削減と視聴率の低下にあるとか。
・視聴率
 12月19日放送、水戸黄門最終回スペシャルの平均視聴率は、関東地区で13.9%、関西地区で14.6%だった。
 放送開始から2011年3月までの(42部まで)約1200回の平均視聴率22.5%で、最高視聴率は1979年に記録した43.7%で、積木くずし最終回の45.3%に次いで民放ドラマ史上2番目の高さだった。
 きょう12月21日人気テレビドラマ「家政婦のミタ」の最終回が放送される。
 テレビドラマとしては久々の大ヒットで11月30日の放送では29.6%を記録した。
 最終回では、2007年放送のTBS系連続ドラマ「華麗なる一族」が最終回で記録した30.4%以来となる、4年半ぶりの30%超えなるか。
 最終回の視聴率は・・・。
時代劇の衰退が叫ばれる現在。
来年のNHK大河ドラマ平清盛」が、時代劇復興への呼び水となるか。
あぁ時代劇がテレビから消えてゆく (イラストを模写)