小正月とまゆ玉飾り

kanazu362012-01-11

きょう1月11日は鏡開きで15日は小正月
小正月の恒例行事「まゆ玉飾り」の便りが各地から届く。
まゆ玉飾りに魅せられ1月8日、まゆ玉飾り巡りに出かけら。
小正月
 正月とは、正月の望の日(満月の日、旧暦1月15日)(または元日から1 月15日まで)のこと。
 現在は新暦1月15日に行われる場合もある。
 元日(または元日から1月7日まで)を大正月と呼ぶのに対してこのように呼ぶ。
 小年(こどし)や二番正月ともいう。
・まゆ玉作り(新潟市南区月潟:1月8日)
 小正月を彩る「まゆ玉作り」が、新潟市南区月潟の工房「多屋」(創業1883年)で最盛期を迎えている。
 月潟のまゆ玉作りは江戸時代末期、月潟の伝統芸能「角兵衛獅子」の親方が、豪農の館で見た飾りをまねして作ったことから伝わったと言われている。
 かって月潟地区には製造業者が数軒あったが、今では同店だけとなった。
 工房入り口に「“まゆ玉の里”赤飯・もち製造多屋」と書かれた看板がある。
 本業はもち製造でもちやモナカの皮を作る。
 小正月を彩る縁起物の「まゆ玉作り」は、新米の採れる秋から小正月の15日ころまで。
 経営者の堀波夫(81)さんが、もち米を使った生地を作りその生地を薄くのばし宝船や鯛やおかめといった60種類を超える型に入れ焼き二つを合わせて下地を作る。
 40年以上の二人のベテラン主婦が、下地の宝船や鯛やおかめなどに赤や黄や青などの食紅で色を付ける。
 色がにじまないように一色塗るたびにこんろの上に掛けられた金網かごに入れて乾かす。
 最後は、「五穀豊穣」「商売繁盛」の短冊や宝船や鯛やおかめなどの縁起物をミズキの枝に下げるとまゆ玉は完成。
 雑誌に紹介されたり、3年前からインターネットでも販売を始めたことで今では全国から注文があると。
・まゆ玉飾り巡り
 ・新潟市南区役所
  新潟市南区役所のロビーに、地元月潟の「多屋」で作られたまゆ玉が飾れれている。
 ・ながおか市民センター(長岡市大手通り・1月8日)
  長岡市大手通りのながおか市民センターにまゆ玉が飾れれていたので1月8日見てきた。
 ・長岡市緑花センター(長岡市千歳・1月8日)
  長岡市千歳の長岡市緑花センター「花テラス」にまゆ玉が飾れれていたので1月8日見てきた。
小正月行事
 ・さいの神(長岡市山古志木篭)
  1月8日、長岡市山古志木篭集落で、福島第1原発の事故で福島県から長岡市内に避難している人たちを励ましたいと約20人を招待し、小正月行事「さいの神」を開催した。
 ・竹のからかい(糸魚川市青海)
  1月15日、糸魚川市青海地域に伝わる国重要無形民族文化財小正月行事「竹のからかい」が行われる。
  竹のからかいは、糸魚川に勤務していた昭和60年に一度見たことがある。
・番外:正月遊びのおもちゃの展示(長岡市大手通り:ながおか市民センター・1月8日)
 長岡市大手通りのながおか市民センターで、昔の懐かしい正月の遊び道具の「かるた」「凧」「こま」「羽子板」「だるま落とし」「獅子舞の獅子頭」などが展示されているので1月8日見てきた。
街に飾られた色華やかなまゆ玉飾りが小正月の雰囲気を醸しだす。
まゆ玉飾りを見上げる (イラストを模写)