映画興行と往年の洋画俳優の似顔絵展

kanazu362012-01-29

若者の映画館離れが深刻だ。
DVDレンタルが50円とか100円というデフレ時代に、入場料が
1800円もする映画館に若者は足を向けない。
2011年の全国映画概況が発表された。
新潟市内で往年の洋画俳優の似顔絵展が開催されていたので見てきた。
・2011年の映画興行
 1月26日日本映画製作者連盟(映連)は、2011年(平成23年)の 全国映画概況を発表した。
 総興行収入は過去最高を記録した2010年を約395億40000万円下回る1811億9700万円(前年比82.1%)、過去10年間の平均興行収入2000億円からも10%ほど下回る結果となった。
 興行収入のベスト5は、
  ・1位:ハリー・ポッターと死の秘宝PART2の96.7億円
  ・2位:パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の88.7億円
  ・3位:ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』の68.6億円
  ・4位:コクリコ坂からの44.6億円(邦画のナンバー1)
  ・5位:劇場版ポケットモンスターベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄
    ゼクロム ビクティニと白き英雄 レシラムの43.3億円(邦画のナンバー2)
 入場者数は約3000万人減の1億4472万6000人で前年比83.0%。
 総興行収入のうち、邦画が占める比率は54.9%で、4年連続で洋画を上回った。
 昨年末の12月23日に公開された邦画「連合艦隊司令官山本五十六」は、五十六のふるさと長岡で好調で1カ月経過した1月22日現在で観客動員数は2万6373人で、配給の東映によると全国約300館のトップだ。
 「連合艦隊司令官山本五十六」は、現在全国映画観客動員数でもトップ10に名を連ねている。
・往年の洋画俳優の似顔絵展
 新潟市中央区の市民プラーザNEXT21で、懐かしの洋画俳優の似顔絵展「手描きの絵白と黒の世界」が開催されていたので1月24日見てきた。
 似顔絵展を開催したのは、新潟市の元映画看板職人で、現在壁画や肖像画などを手がける商業絵画師の八木勝喜(69)さん。
 会場で八木さんと面談、名刺とプロフィールの書かれたメモをいただき昔の話を聞いた。
 八木さんは昭和36年から同41年まで映画看板専門店に在籍し腕を磨いた。
 昭和42年に独学で得た技法(五色混合絵)を習得した。
 その後、八木デザインを設立しイラストラーション・映画および看板絵などの制作を開始した。
 平成23年から歴代天皇肖像画制作に取り組んでいる。
 会場には、エリザベス・テーラーオードリー・ヘプバーンゲーリー・クーパーなど往年の洋画俳優の似顔絵約40点が展示されている。
 似顔絵は、縦55センチ・横35センチのベニヤ板に紙を張り、写真を参考にしながら水彩画で表現した。
 展示された似顔絵の脇には写真も添えられている。
昨年は、映画館のスクリーン数が73減って3339となり、18年ぶりに減少した。
映画公開本数は799本で、前年より80本以上増えたが「アバター」などの大ヒット作品はがなく観客数は減少した。
今年はどんな大ヒット作品で、若者を映画館に足を向けさせることができるか。
大ヒット作品がでるか・・・ (イラストを模写)