ウサギとカメか梅の木学問と楠学問か

kanazu362012-02-09

雪の積もる庭で蝋梅が黄色い花を咲かせている。
2月に入り巷では、中学・高校・大学受験と受検シーズン
たけなわである。
大願成就するのか、捲土重来を期すのかの結果はもうすぐ。
2月7日の新潟日報の「日報抄」に、「梅の木学問」と「楠学問」という言葉が出ていた。
記事を読みながらふと昔学校で習った「ウサギとカメ」の話を思い出した。
・ウサギとカメ  
 足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的にはカメが勝利する話。
 日本には西欧との貿易が盛んになった室町時代後期以降に流入したとみられ、イソップ寓話を翻訳した伊曽保物語などによって近世以降に知られ始めた。
 一般に知られるようになったのは、明治になって教科書に採録されてからである。
 明治時代の初等科の国語の教科書には「油断大敵」というタイトルで掲載されていた。
 才能や能力におぼれて努力をしないと、こつこつ努力していくものに追い抜かれてしまう。
 何事においても努力を怠ってはいけないという油断大敵を戒めた教訓。
・梅の木学問と楠学問
 梅の木学問と楠学問という言葉がある。
 梅の木学問:梅の木は早く生長するが大木にはならないところから、進み方は早いが学問を大成させないで終わる学問。
 楠学問:楠(クスノキ)は生長するのは遅いが大木になるところから、進歩は遅いが着実に成長し大成する学問。
受験生にとって長い人生の勝負はこれから。
長い人生をウサギで行くか、カメで行くか。
己の人生は梅で終るか、楠となるか。
人生の勝負結果は、神のみぞ知る。
梅か楠か!! (写真を模写)