北陸新幹線と日東道と寝台特急 「日本海」
新潟県県内を走る北陸新幹線や日東道や寝台特急「日本海」の
話題が新聞に。
・北陸新幹線
北陸新幹線は、上信越・北陸地方を経由して東京都と大阪市
とを結ぶ計画の整備新幹線である。
1997年(平成9)に東京駅から長野駅まで部分開業しており、同区間は便宜的に長野新幹線と呼ばれている。
2014年度に長野―金沢間の開業を予定する北陸新幹線の建設負担金問題で、新潟県と国土省側意見調整ができず難航していた。
2月17日、泉田裕彦新潟県知事と前田武志国土交通相が国交省で会談し、国が並行在来線への補助金などにして県に30年間で総額780億円の支払いを行い、県はこれまで留保してきた負担金の支払いに応ずることで合意した。
沿線他県も巻き込み、3年余に及んだ県と国との対立は解消に向け動き出した。
北陸新幹線の長野―金沢間の開業は2014年度末開業の予定。
・日東道
日本海東北自動車道は、新潟市江南区の新潟中央JCTから、山形県を経由し、秋田市の河辺JCTへ至る、高速道路で、日本海東北道や日東道と略される。
現在、新潟中央JCT(新潟市江南区)―朝日まほろばIC(新潟県村上市)、両前寺仮出入口(秋田県にかほ市)―河辺JCT(秋田市)が開通している。
2月22日国土交通省酒田河川事務所は、日本海東北道自動車道(日東道)のあつみ温泉IC(山形県鶴岡市)―鶴岡JCT(山形県鶴岡市)の区間(25.8キロ)が3月24日に開通すると発表した。
日東道の山形県内区間の開通は初めてだが、既に山形道として開通している鶴岡JCT―酒田みなとIC間も今回の開通を機に日東道になる。
日東道では、現在未開通の新潟・山形県境の朝日まほろばIC(村上市)―あつみ温泉IC(鶴岡市)が昨年、計画段階評価に入り整備の検討が進められている。
・寝台特急「日本海」と夜行急行「きたぐに」の廃止
3月17日のJRダイヤ改正で寝台特急「日本海」(青森―新潟―大阪)と夜行急行「きたぐに」(新潟―大阪)は廃止になる。
「日本海」は、1947年大阪と青森を結ぶ前身となる急行列車として運行が開始された。
1950年に「日本海」と名付けられ、1968年(昭和43)10月に特急に格上げされ、現在の寝台特急となった。
夜行急行「きたぐに」の運行開始は1961年10月1日。
夜行急行「きたぐに」には一度乗った。
定年退職後に京都見物にいった時だ。
寝台特急「日本海」と夜行急行「きたぐに」の廃止で新潟と大阪を結ぶ定期列車は姿を消す。
新潟県内は、新幹線や高速道路が走り東京や関西方面に行くのは便利となった。
しかし、寝台特急「日本海」と夜行急行「きたぐに」の廃止で新潟から北陸方面に行くのが不便になった。
北陸新幹線の開通が待ち遠しい。
ダイヤ改正で夜行急行「きたぐに」が廃止に (イラストを模写)