古布が鮮やかによみがえり輝く

kanazu362012-03-03

きょうは3月3日は、桃の節句(ひな祭り)。
村上市では3月1日から恒例の「町屋の人形さま巡り」が始まり、
新潟市南区の区役所内に観賞用の桃の木「ハナモモ」が飾られ
見頃を迎えている。
新潟市長岡市和島で古布で作った「古布展」や「吊るし雛展」が開催されていたので2月24日見てきた。
・趣味の古布展(私達の宝もの展)
 古布を使った手芸が趣味の新潟市西区の主婦3人が、同区内野町のやしち酒店ギャラリーで「私達の宝もの展」を開催した。
 会場には、華やかな古布で作ったおひなさまや桜餅に見立てて貝殻に薄いピンクの布を張った作品やタベリストや巾着や宝物入れなど約150点が並ぶ。
 作品の一部は販売されており婦人たちで賑わう。
・春の縁起物吊るし雛
 雛のつるし飾りとは、江戸時代後期から伝わる伊豆稲取地方の風習、吊るし飾りのこと。
 長女の初節句に、無病息災、良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊すもの。
 過去においては庶民の雛壇代りでもあった。
 柳川・稲取・酒田が三大雛飾りと言われ多くの観光客が訪れる。
 長岡市和島地区の道の駅「和らぎ家」のギャラリーで吊るし雛作り教室の60人の生徒が、着物の古布を使って作り上げた動物や花やお雛などの春の縁起物の吊るし雛が飾られている。
 一つの吊るし雛飾りには約50個以上の飾りが取り付けられている。
 教室の生徒さんの話では、吊るし雛飾りは昨年の10月ころから作り始めたという。
 会場の一画には7段飾りの雛人形も飾れれている。
・区役所ロビーに観賞用の桃の木「ハナモモ」を飾る
 新潟市の南区役所2階ロビーに、観賞用の桃の木「ハナモモ」が飾られていると知り3月2日見てきた。
 地区の農家の人が提供したもので、高さ約2.5mの木は今が満開。
 ピンク色の愛らしい花びらが庁舎を訪れる人たちを癒し楽しませる。
 木の脇の説明文に、「原産地は中国で、花を観賞するために改良されたモモ。
 花つきがよいため、主に花を観賞する目的で庭木などによく利用される。
 日本で観賞用のハナモモとして改良が行われるようになったのは江戸時代に入ってから。
 サクラの開花前に咲くことが多いことから桃の節句(雛祭り)に飾られる。
 結実するが実は小さく、食用には適さない。」と書かれている。
古布が趣味を楽しむ人たちによって鮮やかによみがえり輝く。
越後路も気温が上がりようやく春の兆しが。
ハナモモの花に癒されて (イラストを模写)