東日本大震災から1年

kanazu362012-03-11

きょう3月11日で東日本大震災発生から1年となる。
岩手・宮城・福島各県では、自治体主催の追悼式や慰霊祭が
行われる。
気象庁は3月8日、東日本大震災の余震域で起きた震度1以上
(有感)の地震が、発生から約1年で7224回(3月7日現在・本震を除く)に達したと発表した。
・復興を祈り福島へたすきつなぐ 
 福島大の学生団体「JASP(全国学生プロジェクト)」が、東日本大震災の復興を祈り、全国の大学生がぞれの地元でたすきリレーをしながら走り、東日本大震災の発生から1年となる3月11日に福島市にゴールするイベントを企画した。
 新潟県では上越教育大・新潟大・新潟県立大の学生22人が参加し3月2日、新潟市中心部を力走した。
 たすきは新潟県の学生から山形県の学生に引き継がれた。
・奇跡の一本松が記念硬貨
 2月21日財務省は、東日本大震災津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」をあしらった記念硬貨を発行すると発表した。
 3月5日から募集する「個人向け復興応援国債」の購入者に対し3年後の保有残高に応じて贈呈する。
 復興費用に充てる個人向け復興応援国債は3月5日から同30日まで、全国の金融機関で販売する。
 発行日は4月16日で償還期間は10年。
 一部は一般にも販売する。
陸前高田の被災松マツを使い数珠やブレスレットを
 新潟市西区新通の材木店「新潟林業」で、東日本大震災津波で流された岩手県陸前高田市高田松原のマツを使った数珠やブレスレットが販売され人気商品となっている。
 製造元は大船渡市の「鹿児島屋」。
東日本大震災で被災した子どもたちが撮影の写真集を発行
 東日本大震災で被災した子どもたちが、デジタルカメラで現地の実情とそこで暮らす人たちの思いを撮影し写真と文章で伝える「3/11キッズフォトジャーナル」(講談社)が2月23日発売された。
 「キッズフォトジャーナル」のメンバーは岩手、宮城、福島の3県に住む小中学生33人。
 プロの写真家(後藤由美さん)の指導を受け、昨年6月からスタートし今年1月にかけて、被災した故郷を撮影した。
 テーマは「写真を通して世界中の人びとにメッセージを伝える」で、オールカラー120ページで、子供が撮影した写真154点を含む約200点が収録されている。
東日本大震災で被災した子どもたちの作文集を発行
 お母さん、お空から見ててね・・・。
 東日本大震災で親をなくした子どもたちの昨文集を被災地で遺児支援に取り組む民間団体「あしなが育英会」が、『お父さんの顔』を発行した。
 作文集は、岩手、宮城、福島3県の小学生から大学生まで16人が書いたものを収録。
 文章からは、深い悲しみが伝わってくる。
2万人近くの死者・行方不明者を出した東日本大震災からきょうで1年。
政府主催の追悼式が3月11日午後、国立劇場(東京都千代田区)で営まれる。
天皇、皇后両陛下、野田佳彦首相ら三権の長、被害が大きかった岩手、宮城、福島の被災3県の遺族代表ら約1200人が参列。
震災発生時刻の同2時46分、参列者全員で黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈る。 
黙とう (イラストを模写)