空き店舗を活用し若者が街の活性化に 取り組む

kanazu362012-04-05

長岡市中心市街地の活性化を目指しアオーレ長岡が4月1日
オープンした。
空き店舗を活用し街の活性化に取り組む若者の話題が新聞に。
4月2日新津の駄菓子屋「C57」と白根の住民交流拠点の
駄菓子屋「ガンギ屋」を見てきた。
・新津の駄菓子屋「C57」が日本商工会議所青年部主催のコンテストで敢闘賞受賞
 中心市街地の活性化を目指し、新津商工会議所青年部新津本町1丁目に空き店舗を活用し駄菓子屋「昭和基地1丁目C57」をオープンさせたのが2010年7月15日。
 店内には、100種類以上の昔懐かしい駄菓子やおもちゃが所狭しと並ぶ。
 日本商工会議所青年部(日本YEG)主催の「第11回YEG大賞」で駄菓子屋「昭和基地1丁目C57」が準グランプリに当たる「敢闘賞」を受賞した。
 駄菓子屋は中心商店街の空き店舗対策の一環で開店、地域活性化を目指した取り組みが評価された。
・白根に住民交流拠点の駄菓子屋「ガンギ屋」がオープン
 3月10日白根青年会議所(JC)が、活動の一環として世代を超えた交流の場にするとともに、商店街の活性化にもつなげたいと新潟市南区白根に空き店舗を活用し、駄菓子屋や会話を楽しめるスペースを備えた「ガンギ屋」をオープンさせた。 
 ガンギ屋があるのは、白根中心部の商店街の一角で10年以上前は靴店だった空き店舗。
 空き店舗に同JCの事務所が移転することになり、交流スペースも併設することにした。
 1階は約70種類の駄菓子並ぶミニショップと10人くらいがくつろげる和室があり、2階は集会場として活用できる広間がある。
 子どもたちがミニショップで駄菓子を選び、和室ではお年寄りがお茶を飲みながら会話を楽しむ姿が。
・巻町の交流拠点となる「鯛の蔵」
 巻町の有志が2004年に伝統玩具「鯛車」(たいぐるま)の復活を通じて、心豊かな暮らしとまちに活気を取り戻そうと、「鯛車復活プロジェクト」チームを結成した。
 同プロジェクトチームは、2011年7月9日、新たな交流拠点となる「鯛の蔵」を巻文化会館前にオープンさせた。
 鯛の蔵は、昭和初期から旧巻町役場の文書庫として使われていた2階建ての蔵を改修したもの。
 改修後は1階が鯛車の紹介や制作指導などを行う交流スペース、2階は鯛車を展示するギャラリーとなっている。
 鯛車とは、竹と和紙で作る巻町の郷土玩具。
 お盆の夕暮れ時になると、浴衣姿の子どもたちがいくつもの鯛車にあかりを灯し、町内を引いて回った。
 鯛車は晩夏の風物詩であった。
 江戸末期から昭和の中ごろまで盛んに行われてきたこの風習は、時代の変遷と共に、いつしか巻地区から姿を消していった。
 昨年「鯛車復活プロジェクト」は、日本の伝統文化の振興と、地域社会の活性化に貢献した組織に贈られる「第4回ティファニー財団賞」の伝統文化振興賞を受賞した。
 財団賞は新潟県内で3例目。
・若者が「くびき野レールパーク」で線路の除雪
 昭和46年までJR信越本線黒井駅前の新黒井から東頚城郡の入口の浦川原までの軽便鉄道(頚城鉄道:距離15km)が走っていた。
 地元の人たちは頚城鉄道のことを親しみを込めて「○(まる)K(け)」と呼ぶ。
 新黒井駅を出ると北四ツ屋・百間町・鵜之木・明治村・花ケ崎・大池・飯室・下保倉と走り終点の浦川原駅に着く。
 東頸城地方の人口の減少と自動車の発達で昭和46年(1971)4月に廃止された。
 走る電車はケイベイ(軽便)の名で親しまれ、今では小型蒸気機関車コッペル号を含む7車両が、「くびき野レールパーク」に保存され、くびきのお宝のこす会では6月から10月にかけて月1度、車両をイベント運行する。
 大雪に見舞われた今年の冬。
 「車両の動く姿を1カ月でも早く見たい」と、3月中旬市外から駆けつけた大学生ら鉄道フアン6人が約200mの線路の除雪を行い線路を掘り起こした。 
 くびきのお宝のこす会では、「今年は1カ月以上早く動かすことができる」と。
 冬眠を終えた小型蒸気機関車コッペル号は、鉄道フアンの訪れを待つ。
・番外:中心市街地の活性化を目指しアオーレ長岡がオープン
 長岡市役所などが入る複合施設「アオーレ長岡」が、4月1日同市大手通1にオープンした。
 アオーレは延床面積約3万5千平方メートル、総事業費138億円で、協働と市民交流拠点として市庁舎やアリーナ、ホール、議場などを一体化した施設で建築家の隈研吾さんが設計した。
 年間を通じてイベントを行い、市民が集うことで中心市街地の活性化を目指す。
街の中心市街地の空洞化が進み、街はシャッター通りに・・・。
空き店舗を活用し街の活性化に取り組む若者の姿が街のあちこちに。 
街の活性化は若者の力で (イラストを模写)