自然界で36年ぶりトキひな誕生とトキと自然の学習館

kanazu362012-04-25

4月23日の新聞テレビは「放鳥トキの2世誕生」を大きく報道
している。
自然界でのトキのひな誕生は、1976年以来36年ぶりのこと。
・自然界で36年ぶりトキのひな誕生 
 環境省は4月22日、佐渡市の放鳥トキのペアから、ひなが誕生したと発表した。
 自然界でのトキのひな誕生は、1976年に佐渡島内で確認されて以来36年ぶりで、2008年9月の一次放鳥から3年7か月。
 環境省佐渡自然保護官事務所が4月22日午後6時15分、この日の午前中に撮影されたビデオカメラの映像を分析したところ、親鳥から餌をもらうひなの姿を確認した。
 体長は約20センチで、体重は150グラム前後。
 孵化直後は60グラム程度であることから、生後1週間とみられる。
 同省佐渡トキ保護センターによると、ひなが生まれたのは、2011年に放鳥された3歳雄と2歳雌で、いずれもこれまで繁殖経験のない若いペアだという。
 順調に育てば、約40日で重さ1.7キロになり、巣立ちを迎える。
 4月24日現在佐渡では、つがいは15組のうち10組の抱卵が確認され、これまでに3羽のひなが誕生した。
長岡市トキ分散飼育センター(長岡市寺泊夏戸) 
 長岡市寺泊夏戸で「長岡市トキ分散飼育センター」の完工式が2011年5月31日行われ運用を開始。 
 2011年10月11日、佐渡トキ保護センターより4羽2組のペア(3歳の雄と雌・2歳の雄と1歳の雌)が移送され分散飼育を開始。
・トキと自然の学習館を見学(長岡市寺泊夏戸:4月21日)
 長岡市寺泊夏戸の「長岡市トキ分散飼育センター」隣に3月20日、「トキと自然の学習館」がオ−プンした。
 トキと自然の学習館は、廃校となった旧夏戸小学校校舎の一部を改装して造られた。
 館内には、
 ・トキはどんな鳥 ・長岡市の自然とトキ ・トキとの共生に向けて
 ・トキの標本ギャラリー
 などのコーナーがある。
 また、「トキの歳時記」というアニメ動画を見ることができる。
 トキの標本ギャラリーには、成鳥(繁殖期)・亜成鳥・幼鳥・トキの骨格の4体の標本が飾られている。
自然界でトキのひなが36年ぶり誕生した。
佐渡の空にトキのひなが舞う日も近い。
話題は自然界でのトキひな誕生 (イラストを模写)