五月人形展とこいのぼり

kanazu362012-05-03

5月5日は、「端午の節句」といい今では「こどもの日」。
端午の節句」は、男の子の成長を祝い健康を祈る。
鎌倉時代ごろから「端午の節句」には「菖蒲」が「尚武」と
同じ読みであること、また菖蒲の葉が剣の形を連想させること
などから、鎧、兜、刀、武者人形や金太郎・武蔵坊弁慶を模した五月人形などを室内の飾り段に飾り、庭前にこいのぼりを立てるのが、典型的な祝い方となった。
ただし「こいのぼり」が一般に広まったのは江戸時代になってから。
五月人形
 新潟市中央区西大畑の砂丘館で、かって新潟の古町で「庄内屋」という芸者置屋を営んでいた佐藤家の五月人形が飾られている。
 会場には、
 ・明治期の子どもの着物 ・桃太郎人形 ・武者人形 ・勧進帳(弁慶・義経・富樫左衛門) 
 ・鐘馗様 ・神功皇后 ・武内宿弥 ・加藤清正 ・鎧兜 ・矢屏風
 など。
加茂市の加茂川を泳ぐこいのぼり
 男の子の成長を祈るこいのぼりは、中国の黄河という大きな川の滝を登ったコイが竜になったという故事にちなんでおり、男子の立身出世を祈願している。
 典型的なこいのぼりは、5色の吹き流しと3匹(あるいはそれ以上の)こいのぼりからなる。
 吹き流しの5色は5行説に由来する。
 春の風物詩、加茂市の中心部を流れる加茂川でこいのぼり流しご今年も始まった。
 加茂川のこいのぼり流しは、平成2年に地元の商店街の有志でつくる「加茂川にこいのぼりを泳がせる会」が中心になって始まった。
 今年で23回目となる加茂川のこいのぼり流しが4月14日から始まった。
 場所は加茂川に架かる葵橋から上流の西宮橋までの約150mの間。
 川の両側に約80mのワイヤー8本が取り付けられ、約500匹の色とりどりのこいのぼりが春風に乗って大空を泳ぐ。
・番外:青いこいのぼりで供養
 東日本大震災津波で犠牲となった子どもたちを供養しようと、宮城県東松島市大曲地区で全国から寄せられた青いこいのぼり268匹が飾られ、潮風に向かって悠然と泳いでいる。
 青いこいのぼりでの供養は、津波で弟の律ちゃん(5)を亡くした東北福祉大1年伊藤健人(18)さんが、昨年に続いて企画したもので、供養のこいのぼりは青色に限定している。
端午の節句」は、五月人形とこいのぼりで男の子の成長と健康を祝う。
大空を泳ぐこいのぼり (イラストを模写)