話題シンボルの復活と修復

kanazu362012-05-09

摂田屋の名物看板や巻町ののぞきからくりなどの話題が新聞に
出ており見てきた。
・シンボルの復活と復元
 ・摂田屋の名物看板復活
  長岡市摂田屋地区に100年前に建てられた機那サフラン酒本舗の名物看板(1911年4月制作)の修復を作業が終わり、長岡駅前のアオレー長岡で4月8日除幕式が行われ複合広場に飾られたので4月24日見てきた。
  機那サフラン酒本舗(長岡市摂田屋)は、明治20年(1887)初代古澤仁太郎氏が創業。
  機那サフラン酒本舗は、昭和初期には養命酒と勢力を二分した。
  主屋正面左側に極彩色に彩られた鏝絵(こてえ)の素晴らしい機那サプラン酒本舗の巨大看板(幅2m・高さ6.4m欅製)があった。
  巨大看板は、機那サフラン酒本舗が1911年4月に作った名物看板で、竜や武者などがびっしり彫り込んだもの。
  看板は1997年に老朽化して倒伏の後、新発田の東北民芸館が所有していた。
  2010年(平成22)9月にNPO法人醸造の町摂田屋町おこしの会はこの看板を買い取り、東日本鉄道文化財団の支援を受けて修復に着手していた。
 ・のぞきからくり屋台の復元(新潟市西蒲区巻:4月28日)
  4月28日、新潟市西蒲区巻の巻文化会館で「のぞきからくり屋台“八百屋お七”」の復元屋台完成を記年して、お披露目発表会が開催された。 
  のぞきからくり屋台は
  ・高さ:約3.5メートル ・横幅:約3メートル
  屋台の上部には、“八百屋お七”の物語の沿った場面や登場人物を、綿や布を使って立体的に表現した押し絵の看板が設置されている。
  のぞきからくりとは、台座についている22個(上段10・下段12)ののなぞき穴から、口上師の語りに合せて「中ネタ」(物語の場面を描いた押絵)が切り替わるのを楽しみながら観賞する。
  昭和50年の秋、「幽霊の継子いじめ」一式と「八百屋お七」の中ネタ7枚が、旧巻町の古寺家で保管されていることが分かった。
  「幽霊の継子いじめ」一式は、昭和51年7月から11月にかけ地元有志の力で修復され、地元巻町や東京、名古屋などで実演公開された。
  今回文化庁の助成を受け、地元関係者や舞台美術専門の業者らにより「八百屋お七」の中ネタ7枚を元にのぞきからくり八百屋お七」屋台が、約100年ぶりに復元完成した。
  完成記年お披露目発表会の会場で「八百屋お七のぞきからくり屋台の組み立て実演が行われた。
  組み立てが終るとテープカットが行われ、口上師3組が「八百屋お七」の口上実演を行った。
  口上実演終了後は、舞台に上がり自由にのなぞき穴から中ネタをのぞくことができた。
・シンボルの修復と改修
 ・心棒いかの修復(新潟市南区白根:4月7日)
  全国でも10枚ほどしか現存しないといわれる凧「心棒いか」の展覧会が新潟市南区のしろ根ね大凧と歴史の館で開催されていると知り4月7日見てきた。
  展示されている5枚は、柏崎市の収集家が所有していたが、中越沖地震の影響で骨組みが折れるなどの損傷を受けた。
  凧は、白根の凧愛好家巻口厚志(55)さんが1年かけて修復させ、今回のお披露目となった。
  展示されている5枚は、上越市高田の安田貞蔵さんが昭和4年に製作した
  ・加藤清正 ・鞍馬山 ・平敦盛 ・羅生門 ・神功皇后
  で、鮮やかなオレンジ色と力強い筆致で描かれている。
 ・水道の塔の改修
  燕市の文化センター駐車場脇に長年市民に愛されてきた「水道の塔」が建っている。
  1983年に建てられた高さ約30mの旧配水塔も1969年に役目を終えた。
  昨年10月から、初めて大規模改修が行われ3月14日に改修工事が終了した。
  改修工事の終了を記念し、4月14日旧配水塔のお色直しを祝った記念式典が開催された。
  燕市の文化センター内には、「燕市浄水場と配水塔」と「燕市浄水場の面影」などのパネルが飾れれている。
  パネルには、
  配水塔は1938年(昭和13)着工 ・1941年(昭和16)竣工
  水槽容積205立方メートル ・高さ30.2メートル。
  と書かれている。
多くの人たちの助成や協力で、昔懐かしい街の話題シンボルが次々と甦る。
巨大看板を見上げる (イラストを模写)