野菜工場と野菜工場見学

kanazu362012-05-19

養液栽培を利用し、自然光または人工光を光源として植物を
生育させる「野菜工場」が話題に。
野菜工場で栽培された野菜は、無農薬のため、安全・安心で
無洗浄でも食べられることから今ブームに。
新潟市西蒲区にある角田浜農場の「野菜工場」は、自由に見学できると知り、興味を持ち訪ねた。
野菜工場
 野菜工場とは:施設内で、植物の生育に必要な光、温湿度、二酸化炭素、培養液などの環境条件を人工的に制御し、季節に関係なく自動的に連続生産するシステム。
 野菜工場のメリットは、
 ・季候変動に左右されず、1年中安定供給
 ・工業地やビル内などの非農地でも農業生産が可能
 ・多段化で土地を効率的に利用可能
 ・形や大きさ、品質が揃うため、加工が容易
 ・無農薬のため、安全・安心、無洗浄でも食べられる
 ・環境条件の制御により栄養素含有量を高めることが可能
 栽培可能な植物は主に葉物野菜を中心で、レタス・サンチュ・水菜・春菊・クレソン・ミツバ・パセリ・・・
 などなど。
・ミツバ水耕栽培の角田浜農場見学(新潟市西蒲区角田浜)
 農業生産法人「グリーンズプラント巻」は、角田浜農場・越前浜農場・安尻農場の3農場でミツバやハーブを水耕栽培で生産し販売する。
 同社は近郷の農家仲間が集まり1999年2月1日に設立した。
 設立から10年が過ぎ、主力角田浜農場のハウス面積は1万平方メートルで年間のミツバの出荷量は23万ケース。
 3農場からはスイートパジル・ルッコラなどのハーブの出荷量が23万8000パック。
 ミツバは水洗いされ10束が袋に詰めらダンボール箱に入れられてゆく。
 広いハウスの中はミツバで緑一色に。
 社長は「ここで生産されるミツバは県内シェアの7割を占め、県内のスーパーや東北方面に出荷されます。ミツバの主産地は茨城、千葉、静岡、愛知、北海道です。
 新潟では「ヤクミ」といえばネギでミツバを使う人はまだ少ないです。これから新潟でもミツバが見直されるときが来るのではと期待しています。
 水耕栽培で1年中収穫できるので、これからはいろんな料理にミツバが利用されるよう、いろんな食べ方のアイデアを考えていきたい」と。
・企業の野菜工場の取り組み
 ・大和ハウス工業が植物工場を発売
  大和ハウス工業が、コンテナのような施設内でレタスなどを栽培できる植物工場 「アグリキューブ」を4月5日発売した。
  植物工場は駐車場で車1台分のスペースがあれば設置できる大きさで、外食店を中心に発売する。
  植物工場では、パセリやチンゲンサイなど23種類が栽培できる。
 ・ビニールハウス内で栽培するワサビ田を企業関係者が視察
  施設内で野菜などを栽培する「植物工場」の事業家を目指す上越市内の企業関係者が、糸魚川市日光寺のワサビ田を視察した。
  糸魚川市の渋谷建設が開発・運営する同ワサビ田は、地下水を利用してビニールハウス内で栽培する。
  開発したワサビ田は、雪国の平場で栽培でき、肥料や農薬を使わず、手間がかからないのが特徴。
日本各地で植物工場(野菜工場)の建設が進む。
畑ではなく植物工場で栽培された野菜が次々と市場に出荷される。
次はどんな野菜が市場に登場するのだろうか・・・。 
次はどんな野菜が工場から (写真を模写)