ホタルの里造りとホタル鑑賞

kanazu362012-06-11

6月8日の新潟県内は強い日差しが注ぎ、新潟市秋葉区では
最高気温が30.1度となり今年初めて真夏日となった。
翌9日には新潟県内を含む北陸地方が梅雨入りした。
ホタルの舞う季節となった。
6月10日、一足早く五頭山麓うららの森と福島潟のホタルの里を散策してきた。
・ホタルの里造り
 ・五頭山麓うららの森ホタルの里(NPO法人緑の支援隊里山クリーン新潟) 
  里山クリーン新潟は、2006年から「五頭山麓いこいの森」の指定管理者に選ばれた。
  村杉温泉の周囲の水田には、昔から天然のホタルが住んでいた。
  環境の良い自然のままの場所で育つホタルなので、一ヶ所に群生しているのではなく、ポツポツとあちらこちらでホタルを見ることがでる。
  6年ほど前から、その天然のホタルを、村杉温泉「食と緑の交流センターうららの森」の公園内でも楽しむことができたらという夢を描いて、NPO法人「緑の支援隊 里山クリーン新潟」のみなさんが、少しずつホタルの舞う里に環境を整えてきた。 
  清流が静かに流れる川の周りに、天然木の雑木で岸を作り、ホタルの餌となるカワニナの住みやすい環境を目指して、毎年、徐々に改良整備し「はたるるの里」に復活させた。
  五頭郷温泉の旅館では2010年から「ホタル鑑賞ツアー」をPRし、宿泊客が浴衣姿でホタル鑑賞ができるまでになった。
 ・福島潟ホタルのいる原風景復元事業
  新潟市北区では2010年から「福島潟ホタルのいる原風景復元事業」の一環として水の駅ビユー福島潟の脇でホタル池造りを行っている。
  今年も4月15日、新潟市北区NPO法人「ねっとわーく福島潟」の会員の人たちら約20人が、水の駅ビユー福島潟の脇でホタル池の増設を行った。
  これまでの池の造成や幼虫の放流でホタルの鑑賞できるまでになりホタル観察会などを開催している。
・ホタル鑑賞
 ほたるは、きれいな水辺に生息し、風が弱く湿度も気温も高めの、人が不快を感じる蒸すようなくらい夜を好む。
 ホタルの成虫は、水中から地上に出て、わずか一週間しか生きられず、ホタル鑑賞ができるのはこの輝く一週間だけ。
 ・五頭山麓うららの森ホタルの里(阿賀野市村杉・6月中旬から7月中旬まで)
  五頭温泉郷(出湯温泉・今板温泉・村杉温泉)の旅館では、懐中電灯を持って幻想的は夜の散歩に出かけませんかと「ホタル鑑賞」ツアーを呼びかけている。
 ・岩室温泉冬妻ほたるまつり(新潟市西蒲区岩室・6月16日から7月8日)
  岩室温泉観光協会ではホタルの舞う6月16日から7月8日までの間「冬妻ほたるまつり」を開催し、期間中の土・日には岩室観光施設「いわむろや」から会場まで無料シャトルバスが運行される。  
 ・福井ほたる祭り(新潟市西蒲区福井・6月24日)
  新潟市西蒲区福井「ホタルの里」を流れる矢垂川の杉林の沢で、6月中旬から約1ヶ月間ゲンジボタルの飛び交うのを楽しむことがでる。
  ほたるが舞う時期にあわせ6月24日「福井ほたる祭り」が開催され、午後5時から午後8時30分までの間ホタル鑑賞ができる。
  新潟市西区赤塚のメイワサンピアでは6月18日から6月29日までの間、宿泊客を「ホタル鑑賞」のため福井の会場まで無料バスを運行する。
近郷の里でホタルの舞う姿が見れるのはもうすぐ。
ホタルが舞う (イラストを模写)