やかん展と炭絵展

kanazu362012-06-17

やかん展と炭絵展が開催されていたので見てきた。
・やかん展(燕市:産業史料館・5月25日)
 やかんの豆知識が書れた会場に作品が展示されている。
 ・やかんの豆知識
  やかんは漢字で書くと「薬缶」で、薬草を煎じて飲むために使われた。
  17世紀ごろ湯の沸きが早いことから「湯沸し」として使われ一般に普及した。
  17世紀後半には、やかん師という職業が登場した。
  銅で作られたモノは「やかん」、鉄でつくられたモノは「鉄瓶」、土で作られたモノは「土瓶」という。
 ・作品
  ・江戸時代の「つば薬缶」 ・明治時代の「銅水注」 ・大正末から昭和初期「銀口打出湯沸」
  ・1930年「湯沸口打出銀銅二重張」 ・昭和20年代「水差:銅口打出波模様」 
  ・1977年「木目金口打出湯沸」 ・1986年「大水注」
  ・2009年「湯沸し:とんぼ」 ・2011年「ティーポット大槌目紫金色」
  などなど。
・花炭展(新潟市上近江:デッキィ401・6月10日)
 新潟市中央区のデッキィ401で旧栃尾市上樫出の木工作家佐々木昭二(75)さんが制作した草花を炭にして飾る「花炭展」が開催されている。
 花炭は飾り炭とも呼ばれ、室町時代には茶席で珍重され、今もインテリアとして使われている。
 会場には、草花を炭にした珍しい作品約6点が飾られている。
 花の形を保ったままで焼き上げる「花炭」は、佐々木さんによると約500年前に貴族や武将が茶室に飾るなどした「由緒ある芸術」だと。
 炭にした草花が額縁に入れられ飾られている。
 ・菜の花の小枝 ・葉脈の細かな筋がそのまま炭化したホウズキ ・ハス
 ・手製のインクで書いた「絆」の文字が残ったまま炭化した紙
 など。
「炭」と「やかん」。
囲炉裏に真っ赤な炭が起きている。
天井から吊るされた自在カギに鍋がかかっている。
脇の五徳の上にやかんが乗っている。
「炭」と「やかん」を見ると囲炉裏を囲み家族で団らんした懐かしい昔の生活が甦る。
囲炉裏を囲み (イラストを模写)