あやめと睡蓮とラベンダー

kanazu362012-06-27

新潟県内の各地で「あやめ祭り」が開催されている。
初夏の花、あやめと睡蓮とラベンダーの花めぐりに出かけた。
・あやめ
 ・佐潟のあやめ(新潟市西区赤塚・6月23日)
  佐潟のあやめ、数は少ないですが湖畔の遊歩道に沿って桜並木の脇の湿地に紫・黄・白の花が咲いている。
 ・旧白根市根岸地区あやめ園のあやめまつり(新潟市南区根岸・6月23日)
  「第11回根岸地区あやめまつり」が開催されている。
  6月22日あやめまつりが行われているあやめ園を訪れた。
  のどかな田園風景の中にあやめ園では、白・紫・黄などの満開の花が彩を添える。
  旧白根市根岸地区の農業振興と地区活性化のため地区住民参加による根岸フルーツフラワーの里づくりの推進を目的として「根岸フルーツフラワーの里推進協議会」が平成11年7月に設立された。
  同協議会が掲げた構想「根岸フルーツフラワーの里構想」にあやめ園づくりが盛り込まれ水田をあやめ園に作り変える取組が始まった。
  根岸地区生活センター脇にあるあやめ園は、20ヘクタールほどの転作田に1998年新発田市五十公野公園のあやめ園から約4000株分けをしてもらい、地元住民が育成を始め現在は8000株ほどにまで増えた。
  あやめ園の近くに「根岸小学校のわんぱく田」と「うるめ遊園」がある。
  水田に作られた二つの小さな池には睡蓮の花が咲きメダカが泳ぐ。
  うるめとは新潟県の西蒲原地方の方言で「めだか」のこと。
  ネットの張られた水田にアイガモが飼育され、のどかな田園風景が醸しだされる。
 ・満福寺の黄菖蒲(旧巻町:満福寺・6月23)
  萬福寺曹洞宗のお寺で慶長4年(1599年)に開かれたが、それ以前は真言宗の寺だったという。
  御本尊は「聖観音」、一般に曹洞宗では「釈迦如来」を御本尊とするので観音様は珍しい。
  秘仏なのでお姿は公開していない。
  しかし、満福寺は「だるま寺」又は「水芭蕉の寺」として有名。
  寺院の境内に入ると小さな池があり池に再来橋(石橋)が架かっている。
  橋の左右の池には水芭蕉が群生しており石仏の小坊主が池で釣り糸を垂らし釣りを
している。
  池の中は水芭蕉の大きな葉と競演するように黄菖蒲の花が満開。
・仁箇堤の睡蓮(新潟市西蒲区仁箇堤・6月23日)
 角田山の麓に位置する仁箇堤は農業用水確保の目的で作られた堤。
 湖畔の林の中を抜けると足元に赤い花の睡蓮が咲く。
 対岸の白い睡蓮の花は今が満開。
 仁箇堤の桜は有名だが、睡蓮は知る人のみぞ知る隠れた名所。
・ラベンダー
 ・ハーブ園「ハーブランドシーズン」(新潟市西区赤塚・6月23日)
  佐潟の近くにある、ハーブ園「ハーブランドシーズン」のラベンダーが見ごろだと新聞に。
  ハーブ園を訪れた。
  同園は、約7000平方メートルの敷地に100種以上のハーブが栽培されている。
  紫色のラベンダーの花と白いカモミールの花と赤いポピーの花が、園内に彩を添える。
  ハーブの香が園内に漂う。
  テラスからは、佐潟の湖が眺められる。
 ・キッチンハウス・とみおかの花畑(新潟市西蒲区岩室地区富岡:6月23日)
  国道116号線富岡交差点を左折し加茂方向に約300m位進むとキッチンハウス・とみおかがある。
  園内には「キッチンハウス・とみおか」にようこその看板が立つ。
  キッチンハウス・とみおかに1000平方メートルほどの花畑がある。
  畑の一角にラベンダー約200株が植えられている。
  ラベンダー畑は、紫色のおわんを伏せたようなこんもりとした花山が続く。
  花畑は、経営者の農業川上敏子さんが10年前から友だちと花やラベンダーを植栽「人と人が交流できる場所を作ろう」と始めた。
  ラベンダーの花はまだ咲き始めで7月中頃が満開ではと。
  畑の周りにはアジサイの花も咲き始めた。
初夏の一日、近郷のあやめと睡蓮とラベンダーめぐりに出かけた。
花が人の心を癒し和ます。
赤い睡蓮の花が咲く (イラストを模写)