温暖化の影響かチョウとアカウミガメと  氷河

kanazu362012-08-03

温暖化の影響か日本列島は連日暑い日が続き夏真っ盛り。
世界のあちこちから温暖化の影響の話題が届く。
中南米のチョウがカナダに
 中南米に生息する大型アゲハチョウの幼虫が、7月16日
までに、カナダ東部ケベック州モントリオールで見つかった。
 同市で発見されたのは初めてといい、専門家は「地球温暖化の影響」と指摘している。
 見つかったのは、アゲハチョウの一種「クレスフォンテスタスキアゲハ」で、翼長は最大15センチになる。
 大型アゲハチョウの多くは中南米に生息しているが、1990年代後半から北米に出現し始め、現在では南北400キロにわたる地域で見つかっている。
アカウミガメ 
 ・アカウミガメ新潟市の砂浜で産卵
  7月16日新潟市水族館「マリンピア日本海」は、新潟市北区太夫浜の砂浜でアカウミガメの産卵を確認したと発表した。
  日本海側では過去20年で最北。
  アカウミガメは温帯域などに生息し、本州の海岸で産卵する唯一のウミガメで、産卵時期は5〜8月。
  これまで太平洋側福島県以南、日本海側では石川県能登半島以南で確認されていた。
 ・アカウミガメに発信機を付ける
  日本ウミガメ協議会(大阪府)は7月19日、鹿児島県龍郷町奄美大島)の渡連海岸に上陸し産卵したアカウミガメ1匹の甲羅に発信機を付け海に放流した。
  発信機の電池の寿命は約1年で、今後は人工衛星を利用して追跡調査を行う。
・氷河
 ・氷河に雪の赤潮
  日本の北極観測隊が7月17日、グリーンランドの北極圏で氷河が赤く染まる「赤雪」といわれる珍しい現象を観測した。
  赤雪は別名「雪の赤潮」といわ、気温上昇により赤い色素をもつ微生物が大量発生したときに見られる現象で、地球温暖化の表れとも指摘される。
 ・120平方キロの巨大氷塊分離
  7月19日米デラウェア大の研究者が、グリーンランド北西部のペテアマン氷河で、面積約120平方キロの巨大な氷塊の分離が観測されていたことが分かったと自身のブログなどで明らかにした。
  氷塊の大きさは山手線の内側の面積の約2倍に当たる。 
  それによれば、氷塊は16日に分離。
  米航空宇宙局(NASA)の人工衛星に搭載された観測機器で確認した。
  ペテアマン氷河からは2010年8月にも、今回の倍以上に当たる約250平方キロの氷塊が分離している。
  同氷河のある一帯では1987年以来、毎年約0.1度ずつというハイペースで気温が上昇を続けているが、今回の分離と関係があるかどうかは不明という。
温暖化の影響か、チョウやアカウミガメや氷河に異変が。
アカウミガメ新潟市の砂浜で産卵 (イラストを模写)