夏の風物詩の田んぼアートめぐり
ことしも夏の風物詩の田んぼアートの季節がやってきた。
猛暑の中、ことしも7月24日田んぼアートめぐりに出かけた。
・田んぼアートめぐり
・大曽根地区の田んぼアート(新潟市西蒲区大曽根)
大曽根地区の田んぼアートが始まったのが2004年からで今年で9回目となる。
今年の田んぼアートのテーマーは、「田んぼダム」。
約50ヘクタール(縦55m・横88m)の田んぼがキャンバス。
会場に設けられた鉄パイプを組んだ物見台からは、「田んぼダムってな〜に?」の文字を見ることができる。
これまでのテーマーは。
・2004年:なし
・2005年:潟東村の村章マークと「かたひがし」の文字
・2006年:「以和治水」と「水土里のにいがた」の文字と新潟市の市章マーク
・2007年:「2007 welcome NIIGATA 西蒲区」の文字と2つのマーク
・2008年:「天地人愛」の文字と新潟県の県章と「一期一会」の文字を2カ所に
・2009年:「義・天地人」「新潟米」の文字、水と土の芸術祭のマーク
・2010年:APEC記念稲文字(APECのロゴマークなど)
・2011年:「がんばろう/日本」の文字など
・秋葉区北潟の田んぼアート(新潟市秋葉区北潟)
新潟市秋葉区北潟の国道403号線の北潟交差点近くに田んぼアートの会場がある。
7月22日(日)の1日だけ、高所作業車に乗って上空から眺めることができる。
訪れたのが24日だったため高所作業車から見ることができなかった。
今年のアートは「巨大な蒸気機関車(SL)と市章と花」。
・燕市大保の田んぼアート(燕市大保)
すっかり夏の風物詩となった燕市大保の田んぼアートは、今回で6回目。
ことしのテーマーは「昇り竜(りゅう)」。
会場には、市と地元農家とJAなどでつくる「市景観作物推進協議会」が高さ4.5mの鉄パイプを組んだ物見台が設置されている。
物見台に上ると眼下の田んぼアートを見ることができる。
縦53m・横74.8mの田んぼキャンバスには、白や紫など4色の稲で描かれた「昇り竜」がくっきりと浮かび上がり、脇には「伸びゆくつばめ」の文字も見える。
脇の看板には、これまでの6回のアートの写真が貼られている。
・平成19年:ひと ものづくり つばめ
・平成20年: あいはぐくむまち つばめ
・平成21年:つばめにようこそ
・平成22年:かがやくまち つばめ
・平成23年:はばたけ つばめ
・平成24年:伸びゆく つばめ
・番外:「第5回草刈りアート日本選手権大会」
・草刈りアートとは
棚田の畦に生える草を刈り込んで絵や文字のアートを浮き上がらせる。
南魚沼市の魚沼丘陵の標高約500mにある栃窪集落では、農業生産法人「とちくぼパノラマ農産」を立ち上げ、無農薬・低農薬農業に取り組むとともに、草刈りも除草剤を使わず行っている。
中山間地域の棚田は、田んぼより畦のほうが広いといわれるくらい法面が長く傾斜もきついため、草刈りは重労働。
そんななか住民の遊び心がきっかけで棚田斜面の草刈りがアートになり、平成20年度のイベント開催へと繋がった。
ことしで5回目となる「「第5回草刈りアート日本選手権大会」が、このほど南魚沼市の栃窪集落で開催された。
参加したのは市内外から22チーム約60人が猛暑の中、汗を流しながら草刈り機を動かし草刈りアート作りに挑戦した。
審査の結果、最優秀賞にはチーム同級生の「八方にらみ」が選ばれた。
連日猛暑の続くことしの夏。
高台から夏風を受けながら田んぼに浮かび上がるアートを楽しんでみては・・・。
眼下にアートの世界が広がる (イラストを模写)