街に灯りが灯る

kanazu362012-08-21

月遅れのお盆が終わり庭から虫の音が聞こえる季節になった。
お盆といえば、8月13日の迎え火と16日の送り火が。
各地で灯籠などに灯りが灯され、お盆らしい雰囲気を醸し出して
いる。
新聞から灯りなどの話題を拾った。
・夜の港で灯火を楽しむ(新潟市中央区万代島の旧水揚場)
 「水と土の芸術祭」のメイン会場である、新潟市中央区万代島の旧水揚場で灯籠約80個が展示され、8月19日まで灯籠に灯がともされ盆らしい雰囲気が漂い訪れた人を楽しませている。
・農具「田植え枠」の灯籠を楽しむ(新潟市江南区亀田)
 新潟市江南区の亀田町では街おこしの一環として2009年から亀田商工会青年部が、昔の農具「田植え枠」を灯籠に仕立て直して町中にともす「わく灯籠まつり」を開催している。
 今年も8月11日から亀田排水路公園で「わく灯籠まつり」が始まった。
 田植え枠は、水田に苗を植える間隔を一定に保つため水田に目印を付ける木製の農具で、田んぼに転がすことから「コロ」とも呼ばれ、四角形・五角形・六四角形の3種類ある。
 亀田排水路公園に飾られているわく灯籠48基は、亀田商工会青年が地区の農家から集め、亀田小学校・亀田東小学校・亀田西小学校・早通小学校・亀田西中学校の児童生徒と亀田商工会青年部などの人たちが灯籠にイラストを描いた。
 飾られている田植え枠を見ると四角形・五角形・六四角形の3種類が。
・越後巻の夜鯛の盆(新潟市西蒲区巻地区)   
 8月13日の夜、新潟市西蒲区巻地区でかつて盆の墓参りの際に、子どもたちが郷土玩具鯛車を引いて歩いたという風習を再現するイベント「越後巻の夜鯛の盆」が開かれた。 
 穏やかな明かりを放つ鯛車を引いて墓参りをした家族が先祖への祈りを込めていた。
 巻地区に伝わる鯛車は、台車の上に和紙と竹で鯛をかたどった郷土玩具。
 昭和30年代までは墓参りのちょうちん代わりに、子どもたちが引く姿があちこちで見られたという。
 「鯛の盆」は昔ながらの風景をよみがえらせようと、2008年から住民有志が毎年開催し、鯛車の展示や貸し出しをしている
・送り盆提灯歩き(新潟市西蒲区福井)
 送り盆の8月16日、新潟市西蒲区福井で「送り盆提灯歩き」が行われた。
 送り盆提灯歩きは、新潟市西蒲区岩室温泉の「いわむろや」で開催されている写真展「消えゆく故郷のお盆」の関連行事の一つ。
 送り盆提灯歩きには、近隣の小学生約20人が参加、提灯を手にしていわむろやから福井の旧庄屋佐藤家までの約2キロの田んぼに囲まれたいなか道を歩いた。
・番外:ウインドーディスプレー(新潟市中央区
 新潟市中央区のJA新潟ビルの1階のウインドーディスプレー(ショーウインドーに商品を効果的に展示すること:店頭装飾)が、「ふるさと越後・心の風景〜春夏秋冬」のデザインに彩られ、夕方や夜間は照明の点灯で明るくなり道行く人の目を引く。
 「春・夏」と「秋・冬」の2組のウインドーにデザインされ、チューリップ・長岡花火・黄金色の稲穂・雪景色・白鳥・錦鯉など「ふるさと越後・心の風景」の移ろいが表現されている。
 ディスプレーは縦約2メートル、横約4メートル。
夏の夜、各地でお盆の迎え火と送り火が灯り、懐かしいお盆らしい昔の雰囲気を醸し出す光景が街のあちこちで見られる。
灯りが灯る (イラストを模写)