職人の技「ガラスと金属」の芸術

kanazu362012-08-25

新潟の職人の技が生きる「ガラスの芸術と金属の芸術」の話題が
新聞で紹介されていた。
・ガラスの芸術
 ・サンドブラストのグラスと被(き)せグラス
  サンドブラストとは、圧縮した空気によって硬質の砂をガラスの表面に吹き付けて削り彫刻していく技法。
  村上市大工町の「ガラスエッチング工房K&K」が、ガラスにクラゲをデザインした「ピルスナーグラス」と「被せグラス」を製作した。
  「ピルスナーグラス」は、ガラスに砂を吹き付けて模様を描く技法で。
  「被せグラス」は、透明グラスに青ガラスをかぶせ、皮を剥ぐように薄く落としていく技法で。
  製品は「世界一のクラゲ水族館」として知られる山形県鶴岡市加茂水族館で販売されている。
 ・ウインドーディスプレー(新潟市中央区
  新潟市中央区のJA新潟ビルの1階のウインドーディスプレー(ショーウインドーに商品を効果的に展示すること:店頭装飾)が、「ふるさと越後・心の風景〜春夏秋冬」のデザインに彩られ、夕方や夜間は照明の点灯で明るくなり道行く人の目を引く。
  「春・夏」と「秋・冬」の2組のウインドにデザインされ、チューリップ・長岡花火・黄金色の稲穂・雪景色・白鳥など「ふるさと越後・心の風景」の移ろいを表現している。
  ディスプレーは縦約2メートル、横約4メートル。
 ・LEDで新川に川ホタルを再現(新潟市西区内野町) 
  新潟市西区内野町を流れる新川。
  昔は夏になると新川にホタルが舞ったといわれるが、宅地化が進み今はもうホタルの姿は見られない。
  地元有志が、ホタルの舞った新川の川面をLEDの灯で再現しょうと計画した。
  「2012水と土の芸術祭」に合わせ市民プロジェクトが、「2012新川ホタル水と土」を8月11日から8月18日土曜まで開催した。
  新川の農林省橋から大萩橋間(160m)の川幅約60mの両岸に30本のロープを張り1万7千個のLEDを取り付けた。
  8月11日午後7時スイッチONの合図で点灯。
  川面がLEDの赤・青・黄・緑などのイルミネーションに彩られ、LEDの川ほたるが舞う幻想的な夜の風景を演出した。
・金属の芸術
 ・チタン板のリーフ
  ロンドンオリンピックが終わった。
  ロンドンオリンピックの開会式会場近くに、新潟県燕市のチタン製品製造メーカー「ホリエ」が製作したチタン板が素材のリーフ(葉)のモニュメントが輝く。
  チタン板のリーフは、オリンピック終了後も飾られるという。
  モニュメントは、葉をイメージした縦横6mの大きさのものが85枚でできている。
  見る角度によってリーフの色が、青や緑や金色に変わる不思議な葉に会場を訪れた人を驚かす。
  チタン板は、リン酸溶液に漬けると表面に被膜ができる。
  これを利用した「発色加工」が特徴で、溶液に電流を流して被膜の厚さを変えることで120以上の色を出すことができる。
 ・0.2ミリのステンレス製のうちわを開発
  氷うちわは、新潟市西蒲区の島工業団地の活性化を目指す企業グループ「スマイルプロジェクト」が、薄さ0・2ミリのステンレス製うちわを開発した。
  水に浸した後に冷凍庫で冷やせば“氷うちわ”となり、気化熱によって一層の涼しさを感じることができるという。
  「節電の夏に、エコ発想の冷風を届けたい」とPRしている。
  商品名は「香るエコうちわ新扇組」、A4サイズの専用ケースに入る大きさで、約70グラムまで軽量化した。
  細かい穴を空けて、金魚やアサガオ、風車といった「透かし絵」を入れるなど、デザイン面でも工夫。
  持ち手の先端部分にアロマオイルを付けることで、香りでの癒やし効果も楽しめるという。
 ・金属のハイヒール
  燕市精密板金加工の石田製作所が、ステンレス製のハイヒールを作った。
  このハイヒールは、製作所の新製品をPRするために作られた。
  実物大のハイヒールは、サイズ25センチ・重さ480グラム・ネイル用ストーンで装飾されている。
  手のひらに収まるステンレス製ハイヒールのミニチュア「CANGAL」は、重さ10グラムでアクセサリーにもなり女性に人気とか。
  生産は1日わずか4個で価格は7350円(ステキナ化粧箱入りで保証書付)。
中小企業で働く新潟の職人の技がガラスや金属の製品に命を吹き込み、話題の新製品が次々と誕生し輝く。
あれ!!金属のハイヒールが (イラストを模写)