新潟県水産海洋研究所見学と魚の話題

kanazu362012-09-03

子どもたちの楽しい夏休みもが終わった。
8月25日、新潟市西区新潟県水産海洋研究所が一般公開
され多くの親子連れが見学に訪れていた。
新聞から魚などの話題を拾った。
新潟県水産海洋研究所見学(新潟市西区五十嵐3の町)
 会場には新潟県水産海洋研究所指導船「越路丸(187トン)」の40分の1の模型が飾られている。
 見学コースは「新潟の魚と漁場の紹介」「ブリ・南蛮エビ」「お魚解剖体験」「水産加工品の試食」「海藻押し葉ハガキづくり」「魚とふれ合うタッチ水槽」コーナーに分かれている。
 水産加工品の試食コーナーでは、サワラさつま揚げ・南蛮エビスナック・アマモクポン酢・アマモクアイスの試食ができる。
 子どもたちの人気は「魚とふれ合うタッチ水槽」コーナーで、大勢の子どもたちが、大きな水槽に手を入れ魚に触れていた。
・魚の話題
 ・クロマグロの漁獲規制
  8月23日水産庁は、乱獲による枯渇が懸念されるクロマグロの資源管理を強化するため、国内漁場や養殖場の規模を拡大せず、現状を維持するよう各都道府県に通知した。
  クロマグロ養殖は、漁獲した成熟前の小さな魚(未成魚)を養殖場で飼育する方式が主流で完全養殖(人工ふ化から育てた成魚が産卵し、卵を人工ふ化、仔魚から稚魚、幼魚、成魚に育て、またその魚が卵を産むというサイクルを確立すること)は始まったばかり。
  漁場や養殖場の現状維持は、未成魚の漁獲増加を抑えるのが狙い。
 ・ファストフィッシュ
  ファストフィッシュとは、ファーストフードのように手軽に食べられる水産加工物を増やすことで水産物の消費拡大を図ろうと水産庁が提唱し始めたコンセプト。
  8月23日の夕方のNHKニュースで「魚離れに“ファストフィッシュ”」を放送していた。
  水産庁が、日本人の「魚離れ」が指摘されるなか、魚の消費拡大を図ろうと、手間をかけずに食べられる魚介類の加工食品をファストフードにちなんで「ファストフィッシュ」として普及させる取り組みを始めました。
  水産庁によると、国民1人が1日当たりに食べる魚介類の量は、おととしまでの10年間で20%以上減少しており、調理のしにくさや生ごみの処理が面倒なことなどが魚離れにつながっているとみられている。
  このため、水産庁は、魚を手軽に食べられるように工夫をした加工食品を、ファストフードにちなんで「ファストフィッシュ」としてロゴマークを付けて普及を図ることにした。
  「ファストフィッシュ」に選定され商品は、骨まで丸ごと食べられる状態で真空パックに詰めたアジの開きや、下味を付けたサケの切り身やホタテをパック詰めしてレンジで温めるだけでおかずとして食べられる商品など64点。
  大手スーパーのイトーヨーカドーでは8月23日から水産庁が選定する手軽で食べやすい魚商品「ファストフィッシュ」の販売を全国160店で開始、また、イオンも8月24日から販売している。
チョウザメの養殖に挑戦
 新潟県魚沼市の杉星工務店が、珍しいチョウザメの養殖に挑戦している。
 杉星工務店では、にいがた産業創造機構(NICO)や魚沼市の助成を受けて昨年秋から養殖用水槽(縦横約4m・深さ1.8m)を作業場の1角に整備し、地下水を引いてチョウザメの養殖を始めた。
 茨城県つくば市の業者から稚魚を買い育て、3年で体長約80センチになると出荷する。
 高級食材として知られる卵のキャビアとするには8年ほどかかるという。
 PRのため作業場に隣接する建物を改装し、専門料理店を今年3月にオープンした。
・連載「魚ッチング」
 地方紙新潟日報夕刊に田口哲さんの「魚ッチング」が連載されたのが今年の1月4日。
 1回目が「アカヒトデ」で、現在もまだ連載されており9月1日は「ニセフウライチョウウオ」だった。
 新聞を切り抜き毎日楽しく読む。
・番外:マリンピア日本海がリニューアルで長期休館
 新潟市水族館マリンピア日本海は平成2年(1990)7月27日にオープン、以来22年が経過し老朽化が目立ってきた。
 新潟市では来年7月中旬のリニューアルオープンを目指し、マリンピア日本海の改修工事のため9月1日から全館休館とした。
夏休み最後の8月25日の土曜日、親子連れの子どもたちが「お魚解剖体験」「海藻押し葉ハガキづくり」「魚とふれ合うタッチ水槽」コーナーなどで楽しい思い出の1日を過ごした。
子どもたりがタッチ水槽で魚に触れる (イラストを模写)