談志の田んぼ展とはさ木めぐり

kanazu362012-09-29

農林水産省は9月28日、2012年産水稲の全国作況指数(9月
15日現在)が「やや良」の102になるとの見通しを発表した。
また、北陸農政局も新潟県の2012年産水稲作況指数(9月
15日現在)が「やや良」の104だったと発表した。
コメ作りなどを通じ、25年にわたって新潟県の岩室地域と交流してきた立川談志さんの「談志のたんぼ展」が、開催されている。
9月21日、田んぼ展とはさ木の里を訪ね「はさ掛け」を見てきた。
・談志の田んぼ展(新潟市西蒲区:いわむろや・9月21)
 9月30日までいわむろやで「談志の田んぼ展」が開催されている。
 立川談志(1936年1月2日−2011 年11月21日)さんが、旧岩室村の商工会が開いた落語会に出演したのが縁で旧岩室村と交流が始まった。
 1995年から2010年までの16年間、毎年のように田植えや稲刈りに参加した。
 旧岩岩室村夏井のはさ木の里に談志の田んぼがあり、その脇に「俺はこの田圃を愛している 文句あるか 立川談志」と書かれた看板が立てられている。
 会場には、16年間地元の人と田植えや稲刈りで交流した懐かしい写真に混じり、談志さんの「ネタ帳」「サイン入りの著者」など約120点が並ぶ。
・はさ木の里めぐりとはさ掛け
 秋の風物詩ハザ並木に稲が架けられた「はさ掛け」の懐かしい農村の田園風景を見に、9月21日、はさ木の里で有名な新潟市西蒲区の夏井と門田を訪れたが「はさ掛け」を見に出かけた。
 残念ながら「はさ掛け」を見ることができなかった。
 しかし、幸運にも中之口農業体験公園でハザ並木に稲が架けられた「はさ掛け」の風景を見ることができた。
 ・夏井のはさ木
  水車小屋を模したポンプ小屋脇の看板に説明が書かれている。
  日本一の米どころ越後平野を古くから特徴づけてきた「はさ木」。
  かっては刈り取った黄金の稲を身にまといながらあぜ道の両側に金屏風を並べ立てた様な光景を見せていました。
  農業の機械化・近代化が進んだ今「はさ木」はその役目を終えようとしています。
  しかし、時としてはさ木は、私たちに雪や雲や霧といった四季の移ろいの中で輝きを見せてくれます。
  はさ木と平野を醸し出す美しい情景を、すこしでも後世に残せていけたらと思います。
 ・門田のはさ木 
  旧中之口村門田地区の「はさ並木」は有名で、昭和58年2月18日に民俗文家財「門田ハザ並木」として指定された。
  村のホームページには南側348本・北側335本と書かれている。
  近くでコンバインを使い稲刈りをしていた農家の人に聞いた。
  「この地域も今は機械で稲を刈る時代、はさ木は残されているがはさ木に稲をかける人はいない」と。
 ・中之口農業体験公園のはさ掛け
  新潟市西蒲区門田に今年7月1日、中之口農業体験公園がオープンした。
  公園外周の所々にハザ並木が整備されている。
  ハザ並木の一角に、刈り取られた稲束がハザ並木に架けられた「はさ掛け」の昔懐かしい農村の田園風景を見つけた。
稲刈りが最盛期を迎え、あちこちの田んぼでコンバインのエンジンの音が響く。
小学校の生徒などが学習田で釜を手に稲刈りに挑戦する姿が新聞に。
稲刈りが終われば、里も山も紅葉の季節を迎える。
懐かしいはさ掛けの風景が (イラストを模写)