トキの放鳥と錦鯉の放流

kanazu362012-10-07

トキの7次放鳥が無事に終わった。
秋恒例の地域のイベント「西川の錦鯉放流」も終わった。
・トキの放鳥
 7次放鳥で自然界に放されたトキは、2・3歳の雄3羽と
1〜7歳の雌14羽の計17羽。
 9月28日の放鳥開始から10月1日までにすべてが、順化ケージ外へ飛び立ち放鳥は終了した。
 これまでに放鳥され数は、2008年9月25日の1次10羽を皮切りに2012年6月10日の6次までの91羽と今回の17羽を加えると放鳥総数は108羽に。
 佐渡島内の野生下で生息するトキは9月27日現在、今年誕生した8羽の幼鳥を含め57羽。
 7次放鳥のトキが加われば、環境省が掲げる「佐渡に60羽定着」という目標に一歩近づく。
 環境省は60羽定着達成時期の目標を2015年に設定している。
 放鳥されたトキが新潟市西区内野新川に飛来したと報道されたのが2009年7月16日。
 早速トキを見に7月16日内野新川に出かけ、新川元橋の上空を飛ぶ姿を見た。
・錦鯉の放流
 ・西川での錦鯉放流の経緯
  新潟市の西部を流れる西川に「西川をきれいにする会」が発足したのが1987年(昭和62)。
  旧山古志村の協力得て西川に錦鯉が放流されたのが1987年(昭和62)。
  2004年10月23日の中越地震やコイヘルプスの発生により西川の錦鯉放流が中断していた。
  2006年9月30日には「西川をきれいにする会20周年記念」が盛大に開催された。
  2010年9月25日、西川をきれいにする会主催の「第24回錦鯉放流」が、旧山古志村の協力で7年ぶりに復活した。
  今年は第26回となり4カ所で約1万匹が放流された。
 ・錦鯉の放流を須賀橋で見る
  ・西川に錦鯉を放流(新潟市西区須賀:須賀橋・9月30日)
   西川をきれいにする会主催の「第26回錦鯉放流」が今年も西川の4カ所で開催されると知り近くの須賀橋で見た。
  第4放流会場の須賀橋では、山古志小学校の児童25人と地域の坂井東小学校(20人)・坂井輪中学校(4人)・地域の人たち約100人が参加した。
   錦鯉は、山古志小学校の代表から坂井東小学校代表に贈呈され、両校代表の生徒がそれぞれ挨拶した。
   贈呈式終了後、バケツに入れられていた錦鯉が次々と児童たちの手で西川に放流された。
  ・放流された錦鯉の観察
   これまでに数十万匹の錦鯉が西川に放流されてきた。
   放流以後、地元坂井輪の人たちからは「西川を赤・白模様の錦鯉の泳ぐ姿を見たことがない」といわれ、古老たちは「坂井輪の七不思議だ」という。
   9月30日に放流された錦鯉のその後様子を観察しようと、放流翌日の10月1日から7日まで毎朝午前6時に小針橋と須賀橋と坂井橋3カ所のやすらき堤を訪れた。
   10月1日には錦鯉はやすらき堤の付近を元気に泳いでいた。
   しかし、その数は毎日少なくなっていく。
   5日には須賀橋と坂井橋で見た数は1匹のみ。
   6日には1匹の姿も見ることができず、わずか1週間で錦鯉が放流場所から姿消した。
   もしかしてと今朝(7日)も小雨のるる中3か所を自転車で回ったが、錦鯉の姿を見ることができなかった。
環境省は、放鳥トキの60羽定着達成時期の目標を2015年に設定している。
西川がきれいになり、錦鯉が西川に住み着くのはいつのことか・・・。
トキの7次放鳥終わる (イラストを模写)