港と川の浚渫と信濃川やすらぎ堤左岸の耐震工事

kanazu362012-10-17

新潟市中央区窪田町の新潟西港と中央区網川原の信濃川右岸
で堆積した土砂を取り除く掘削作業や中央区川岸町の信濃川
やすらぎ堤左岸では地震災害から地域を守るためやすらぎ堤
地震対策の堤防改良工事が行われているので10月16日
見てきた。
・新潟西港の浚渫土砂処分場(新潟市中央区窪田町)
 新潟西港の浚渫作業は国と新潟県が年間を通じて実施している。
 新潟市中央区窪田町と西船見町の海岸に新潟県の浚渫土砂処分場がある。
 処分場は、広さ18ヘクタールで2007年に完成した。
 処分場は将来、緑地やマリーナ―の造成が構想されている。
 新潟西港で浚渫される土砂は年間、約85万立方メートル(新潟県庁行政庁舎の約5杯分)に上る。
 夏場の作業による土砂は、環境相の許可を受け、浚渫船で沖合に投棄する。
 海上が荒れて船を出せない冬場は、パイプラインで浚渫土砂処分場に送ってためられる。
信濃川右岸の掘削作業(新潟市中央区網川原)
 信濃川下流河川事務所では、平成24年10月29日まで新潟市中央区網川原地内の信濃川右岸本川大橋付近で、河川にたまった土砂の掘削作業が行われている。
 掘削られた土砂はダンプで次々と運び出されていく。 
信濃川やすらぎ堤左岸の耐震工事(新潟市中央区川岸町)
 来年3月末の工事完了予定で新潟市中央区川岸町の信濃川やすらぎ堤左岸で耐震工事が行われている。
 信濃川やすらぎ堤の堤防は平均約2mの高さだが、大規模地震が発生した場合、国土交通省は1,4mほど沈下すると想定。
 工事は、東日本大震災液状化の被害が多かったことを受け、津波による浸水被害などを防ぐために実施する。
 信濃川やすらぎ堤両岸の耐震工事の総事業費は約43億円。
 2012年度に左岸から着工し、2013年度に右岸の工事を行う。
 信濃川やすらぎ堤は、市民の憩いの場として活用されているが、工事期間中は自転車道をのぞき立ち入りが禁止されている。
信濃川やすらぎ堤耐震工事情報館(新潟市中央区川端町) 
 信濃川やすらぎ堤左岸の耐震工事が進む。
 耐震工事をPRするため10月6日、昭和大橋たもとに「信濃川やすらぎ堤耐震工事情報館」がオープンした。
 会場には、
 ・工事概要の説明 ・液状化液状化対策 ・新潟県を襲った地震
 などが写真とパネルで紹介されている
 実験コーナーでは、容器に水と砂を入れて容器をゆすると液状化が再現できる。
地震津波や洪水から新潟の街を守る工事が今日も続く。
液状化を実験で再現 (イラストを模写)