蒲原三大門の宝光寺と本成寺と妙蓮寺めぐり
新潟市秋葉区の観光マップに、蒲原三大門として新発田宝光寺
・三条本成寺・新津妙蓮寺の山門が紹介されており、10月14日
蒲原三大門めぐりに出かけた。
・蒲原三大門
三門(さんもん)とは、寺院の正面に配置される門のこと。
大門(だいもん)とは、寺院のいちばん外側にある大きな門のこと。
・宝光寺山門(新発田市諏訪町2丁目)
宝光寺は新発田藩藩主溝口家の歴代の菩提寺で、創建は溝口家が加賀の領主だった頃仏国寺の住職雷堂和尚が開山したと伝えられている。
当初は大麟寺と称し、溝口家が新発田移封と同時に現在地に移り浄見寺と改称し、さらに宝光寺となった。(五代将軍徳川綱吉の法名が常憲院殿と称した為遠慮したと考えられる)
山門は弘化2年(1845)に再建されたもので三間三戸、入母屋、瓦葺き、2層目に高欄を廻す2重門で、花頭窓が見られるなど禅宗様式が見られる。
宝光寺山門は、昭和50年新発田市指定有形文化財指定。
・本成寺山門(三条市西本成寺1丁目)
境内入口にある総門。
天明6年(1786)に建立された。
二重門のかたちをとっており、桟瓦茸で、新潟県内でもまれな大きさ。
建物全体に朱が塗られていることから赤門とも呼ばれる。
昭和54年三条市の指定文化財に指定、平成4年には新潟県の指定文化財に指定。
・妙蓮寺山門(新潟市秋葉区東島)
東島の妙蓮寺は日蓮の法孫日印が開祖で、鎌倉時代の正応元年(1288)3月28日に創建された。
今の山門は文政9年(1826)3月、同寺26世日感のとき菅沢村(現五泉市)の檀頭伊藤与左衛門が願主となり、同村の工匠飯利辰左衛門によって建造された。
山門の建築様式は、木造瓦葺三間三戸二重門と呼ばれる。
文政期の物としては装飾が控目ではあるが、下より見上げた軒廻りの構成は中世の力強さを感じさせる。
昭和53年4月14日新津市(現新潟市)の有形文化財指定。
観光マップで蒲原三大門を知り見学できてよかった。
山門を見上げる (イラストを模写)