山里の畑をそばの花や食用菊が赤く 染める
山里を赤く染める新発田赤谷の上赤谷集落のそば畑と白根の
畑を赤紫色に染める食用菊(カキノモト)の記事が新聞に出ており
10月19日見てきた。
・新発田赤谷の上赤谷集落のそば畑が赤く染まる
そばの花といえば普通は白。
新発田赤谷の上赤谷集落の山間のそば畑が、赤いそばの花の「高嶺ルビー」が見ごろと新聞に出ており見てきた。
集落入口から少し坂を上るとそば畑に出る。
赤谷集落では昨年まで「そばのオーナー制度」で地域活性化を図ってきた。
しかし、高齢化に伴い新たな活性化策を、地域活動で縁がある敬和学園大学や新発田農業高校などに相談したところ、赤い花のそば栽培を勧められた。
主に観賞用の「高嶺ルビー」という品種で、8月に種をまいた。
山をバックに約200平方メートルの畑に、色鮮やかな美しい赤い小さな花がじゅうたんのように広がる。
・白根の畑を赤紫色に染める食用菊(カキノモト)
菊は奈良時代に薬草として中国から伝搬されたもので、ほとんどの菊は食べられる。
新潟市南区白根の中笠巻地内をドライブすると畑一面がカキノモトで赤紫色に染まる。
新潟県内の下越地方では、食用菊としての「カキノモト」も広く栽培されている。
花弁は赤紫色の食用菊。
名前の由来は、昔から農家の垣の下に栽培されてきたことから「かきのもと」、食べてみたら思いのほかおいしかったから「おもいのほか」とい説が伝わる。
カキノモトの県内最大の産地である新潟市南区白根地域で、特産の「カキノモト」の出荷が10月に入り始まった。
JA新潟みらい「白根営農センター」によると、栽培を行っている農家は42戸で例年約80トンを出荷し、新潟県内の約8割を占める。
・わが家の庭のヒメツルソバと畑の食用菊
・庭一面をピンクに染めるヒメツルソバ
小さいつぶ状の集まったピンク色のヒメツルソバ花が庭一面に咲き始めた。
一見雑草のようにも見えるが花だが・・・。
ヒメツルソバはヒマラヤ地方原産で日本には明治時代にロックガーデン用に導入された植物。
しかし、持ち前の強健さと繁殖力から半ば野生化しているものも。
茎は立ち上がらずに横に這うように広がっていく多年草。
性質は非常に丈夫で茎の節の部分が地面に接するとそこから根をおろしてどんどん広がっていく。
一株でおよそ直径50cmほどに広がり、むき出しの地面を覆うグラウンドカバーとしても利用される。
葉っぱには暗い紫色のV字型模様が入り、秋になると紅葉して非常に美しい。
開花期間は主に初夏から晩秋にかけてと長期間、
冬になるとスズメが枯れた花粒を食べに集まってくる。
庭の芝が、ヒメツルソバに負けて庭が緑からピンクに変わってゆく。
・畑の食用菊(カキノモト)
畑のカキノモトの花が咲き始めた。
花色は白と黄色で赤紫色の花はない。
・番外:福島潟の白いそばの花
8月上旬〜9月上旬にかけて、新潟市北区の福島潟周辺でそばの花がみごとだ。
約3ヘクタールの畑に無数に咲く花は、白いじゅうたんのようだと新聞に。
赤谷の赤いそばの花を見た帰りに、福島潟に立ち寄った。
そば畑では刈り取りがほとんど終わり、わずか1画のみにそばの白い花が咲いていた。
山里の畑を赤く染めるそばと食用菊。
花が終われば山里からは雪の便りが届く季節に。
赤いそばの花が秋風に揺れる (イラストを模写)