再生可能エネルギーと化石燃料エネル ギー

kanazu362012-11-03

11月に入り各地から初雪の便りが届き、暖房の恋しい季節に。
シェールオイルメタンハイドレート化石燃料として全世界で
注目を浴びる。
10月21日のテレビ夢の扉+で「幻の石油! シェールオイル
探せ」や10月25日のNHKクローズアップ現代で「シェール革命」を放送していた。
再生可能エネルギー化石燃料エネルギーの話題が新聞に。
再生可能エネルギー
 再生可能エネルギーとは、自然の営みから半永久的に得られ、継続して利用できるエネルギー。(中小水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・温度差・バイオマスなど)
 有限でいずれ枯渇する化石燃料などと違い、自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生、供給され、地球環境への負荷が少ない。
 ・大分に国内最大級のメガソーラー建設
  丸紅が大分市に大規模(メガソーラー)を建設することが21日、分かった。
  出力は8万1500キロワットで、年間発電量は一般家庭約2万5千世帯分を想定している。
  丸紅によると、太陽光発電所の出力としては国内最大級で、今後、再生可能エネルギー事業を拡大する。
  総事業費は約240億円で、大分市沿岸部の105ヘクタールの敷地に、太陽光パネル約35万枚を設置する。
  11月に着工し、2013年度末までの完成を目指す。
  発電した電力は、今年7月に始まった固定価格買い取り制度を利用して九州電力にすべて売る方針だ。
 ・国内最大洋上風力発電が完成
  巨大風車が千葉県銚子市沖に誕生した。
  沖合設置型では国内最大級の海面からの柱の高さ約80メートルの洋上風力発電設備が完成し、22日公開された。
  風車の直径は約92メートル、出力2400キロワットで、海底ケーブルを通じ、約1200世帯分の電力を供給できる。
  新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)などが実証実験し、来年1月にも発電を始める。
  政府は原発の代替として再生可能エネルギーの拡大を目指しており、2030年までに、原発8基分にあたる803万KWの電力を、洋上風力発電で賄う目標を立てている。
化石燃料エネルギー
 化石燃料エネルギーとは、地質時代にかけて堆積した動植物などの死骸が地中に堆積し、長い年月をかけて地圧・地熱などにより変成されてできた、言わば化石となった有機物のうち、人間の経済活動で燃料(原油・石炭・天然ガスなど)として用いられる
 ・国内初秋田でシェールオイル採取成功
  資源開発大手の石油資源開発は3日、秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田の地下約1800メートルから、岩盤に含まれる新型の原油シェールオイル」の試験採取に成功したことを明らかにした。
  原油の成分を詳しく分析し、2013年度にも新たな油井を掘って試掘を本格化する。
  日本国内でシェールオイルの取り出しに成功したのは初めて。
 ・片貝ガス田天然ガスの試掘に成功
  石油資源開発(東京)は10月10日、新潟県小千谷市片貝ガス田で4月から新しい井戸を試掘し、日量約29万立方メートルの天然ガスの産出に成功したと発表した。
  このガス田全体の産出量は日量101万立方メートル(2011年平均)で、試掘したガス井はこのガス田のほかのガス井と比べ最大級の規模という。
  試掘では天然ガスが地下約4200〜4900メートルで見つかり、原油も日量約33キロリットルの産出に成功。
  今後1〜1年半で本格的な生産開始を目指すとともに、2013年度にも周辺で別の油井・ガス井を掘る予定という。
 ・メタンハイドレート
  9月29日、明治大学北見工業大学東京大学の共同調査グループが、メタンハイドレートが日本の排他的経済水域EEZ)内の日本海からオホーツク海にわたる広域の海底で見つかったと発表した。
  海底下数メートルの浅い部分に埋まっており、これまでに太平洋で確認された海底下深くのメタンハイドレートと比べ掘り出しやすい。
  埋蔵量は不明だが、国産エネルギー源としての期待が高まる。
  メタンハイドレートが見つかったのは北海道網走市オホーツク海沖と、秋田、山形、新潟、各県沖合の日本海の海底で一部を掘り出して回収した。
  兵庫県から島根県にかけての日本海沖でも存在を示す証拠を確認した。
・番外:弥彦神社に奉納された石油蒸溜釜
 弥彦神社の境内に平成13年3月、日本石油加工(株)柏崎工場から奉納された「石油蒸溜釜」が飾られている。
 説明板には、「明治17年頃田代虎次郎(新潟出身)により考案された、わが国初の石油精製装置である。
 二十石蒸留釜とも称され、原油を締め切った釜に入れ、下から熱し、原油から蒸発するガスをパイプで水中を通して冷やし、液体にする簡単なもの。
 わが国では2基しか現存しない。」と書かれている。
原子力発電に代わり、再生可能エネルギー化石燃料エネルギーが世界中で注目を浴び話題となる時代に・・・。
世界中がシェールオイルに注目 (イラストを模写)