植物工場と野菜栽培事業

kanazu362012-11-17

11月5日、福島県川内村が来年4月末の本格稼働を目指す
野菜工場「川内高原農産物栽培工場」の試験栽培が、村役場
近くのかわうちの湯駐車場に設けられた簡易型施設で始まったと
新聞に。
三菱総合研究所の調査報告によると、2012年3月時点で国内に植物工場は210カ所ある。
新潟経済社会リサーチセンターによると、2012年9月時点で新潟県内の主な植物工場は11カ所あり年々増加しているという。
興味を持ち植物工場を2カ所訪ねた。
・植物工場 
 植物工場とは、施設内で、光や温度、湿度、養分など植物の生育に必要な環境条件を人工的に制御し、季節や天候に左右されず年間を通じて計画的に生産できる園芸施設。
 太陽光を使わずに栽培する「完全人工光型」と、温室などで太陽光の利用を基本としつつ夏季の高温制御技術などを使って生産する「太陽光利用型」の二つに大別される。
新潟県内の主な植物工場     
 ・松代ハイテクフアーム(レタス・サラダ菜) ・安全野菜新潟工場(センチュ)
 ・えちご魚沼(ホウレンソウ) ・花プラン(バラ)
 ・角田浜農場(ミツバ・ベビーリーフ) ・サンライス十日町(サニーレタス)
 ・瀬波南国フルーツ園(パッションフルーツ) ・妙高ガーデン(大葉・ハーブ)
 などなど。
・植物工場見学
 ・角田浜農場(新潟市西蒲区角田浜)
  角田浜農場は予約すれば自由に見学できる。
  農業生産法人「グリーンズプラント巻」は、角田浜農場・越前浜農場・安尻農場の3農場でミツバやハーブを水耕栽培で生産し販売する。
  同社は近郷の農家仲間が集まり1999年2月1日に設立した。
  設立から10年が過ぎ、主力角田浜農場のハウス面積は1万平方メートルで年間のミツバの出荷量は23万ケース。
  3農場からはスイートパジル・ルッコラなどのハーブの出荷量が23万8000パック。
  ミツバは水洗いされ10束が袋に詰められダンボール箱に入れられてゆく。
  広いハウスの中はミツバで緑一色に。
  社長は「ここで生産されるミツバは県内シェアの7割を占め、県内のスーパーや東北方面に出荷されます。ミツバの主産地は茨城、千葉、静岡、愛知、北海道です。
  新潟では「ヤクミ」といえばネギでミツバを使う人はまだ少ないです。これから新潟でもミツバが見直されるときが来るのではと期待しています。
  水耕栽培で1年中収穫できるので、これからはいろんな料理にミツバが利用されるよう、いろんな食べ方のアイデアを考えていきたい」と。
 ・瀬波南国フルーツ園(村上市瀬波)
  新潟県の県北の村上市瀬波温泉に位置する、雪国初の南国果実を栽培しているフルーツ園で2010年7月17日にオープンした。
  栽培しているのは、パッションフルーツとドラゴンフルーツを中心に南国の果物を十数種類作っている。
  廃棄物(食品残渣等)からエネルギーを取り出し農業利用をする、新しい循環型農業に取り組んでいます。
  パッションフルーツとドラゴンフルーツを約3年かけて、マイナス5度でも耐えられる品種に改良した。
  今年は、わが家で収穫したパッションフルーツから種を取り、10月21日植木鉢に種をまいた。
わが家では、家の近くで農家の人から畑を借り夫婦で野菜作りを楽しんでいる。
今年はナスとトマト、キュウリが豊作だった。
家庭菜園を楽しむ (イラストを模写)