金山神社と三条金物の歴史展

kanazu362012-11-15

11月13日は「うるしの日」、村上市蒲萄の漆山神社がある。
漆山神社は、付近で漆の生産が盛んだったことにちなみ、名付け
られたとされる。
「うるしの日」の13日、村上堆朱事業協同組合の職人らが伝統の
堆朱の発展を願い村上市蒲萄の漆山神社を参拝する様子がNHKのテレビで放送された。
燕市には金物や鍛冶職人らに崇められている金山神社がある。
新潟県三条市燕市や与板町(現長岡市)は、金物の町とし有名だ。
燕市金山神社を参拝し、三条市歴史風俗史料館で開催されている「三条金物の歴史展」を11月4日見てきた。
・燕の金山神社燕市南町3丁目)
 金物の町とし有名な三条市燕市には、金物や鍛冶などの金属に係る神様を祀る金山神社が建てられている。 
 燕市金山神社御神体岐阜県にある南宮大社により鍛治の神の守護神として仲山金山彦命分身が祭祀されたもので昭和4年4月に建立された。 
 昔から鍛治の神さまとして敬神されており、事業所、会社の事務所、個人の作業場には必ず祀られて、毎年11月には金山講として仕事を休んで、商売繁盛、家内安全を祈願し、職人や従業員には冬支度の衣食品や酒食を差し上げて感謝の意を表していた。
 境内には神社創立のために尽力した当時の業界人「遠藤松次郎公之碑」が建てられている。
・三条金物の歴史展(三条市本町3丁目:三条市歴史風俗史料館)
 三条市燕市や与板町(現長岡市)は、金物の町とし有名。
 会場は、
 ・鍛冶以前〜大崎鋳物師 ・たたら製鉄 ・鍛冶の始まり ・三条商人の活躍 
 ・「商業のまち」から商工業のまち」へ ・伝統的工芸品「越後三条打刃物」 
 ・鍛冶職人の暮らし
 のコーナーに分けられ展示品が並ぶ。
 伝統的工芸品「越後三条打刃物」コーナーには、伝統工芸士小林由夫氏・池田慶郎氏・水野勲氏・日野浦司氏の作品が飾られている。
 越後三条打刃物の曲尺・鋸・錐・釘抜・握鋏・鉋・墨壺・玄能、鎚・ノミの製造工程が図で示されている。
 鉋とノミは、与板から移り住んだ職人によって伝わり、釘抜は関東方面から、鋏は三条の職人が秋田県由利郡塩越村(現象潟町)で買い求め、これを見本にして製造した。
・与板で製造業への就職を目指す研修生が鍛冶体験
 越後与板打刃物の生産地、長岡市与板地域で製造業への就職を目指す研修生10人が鍛冶体験をした。
 鍛冶職人から教わりながら、切り出し小刀の製作に挑戦した。
 研修生は12月までの約5カ月間、市内の鉄工関係の事業所で研修を積む。
桶屋であったわが家の仕事場に、曲尺・鋸・錐・釘抜・握鋏・鉋・墨壺・玄能、鎚・ノミなどの小道具が置かれていた。
鍛冶職人が作ったと曲尺や鋸、鉋などを見ると、鋸や鉋などを使って桶を作っていた亡き父の姿が甦る。
この道具を見ると・・・ (イラストを模写)