大相撲九州場所は横綱白鵬が23回目の優勝

kanazu362012-11-26

16場所ぶりに東西横綱が対決した1年納めの大相撲九州場所
千秋楽、東横綱白鵬が西横綱日馬富士を下手投げで破り14勝
1敗で優勝した。
敗れた日馬富士は5連敗で9勝6敗となり、新横綱としては昭和
62年九州場所大乃国(8勝7敗)以来となる1ケタ勝利で終わった。
九州場所の話題などを新聞から拾った。
・東西横綱に明と暗
 ・明の東横綱白鵬
  1年納めの九州場所横綱白鵬が、14勝1敗で春場所以来4場所ぶり23度目の優勝を決めた。
  他にも九州場所で数々の記録を作った。
  ・優勝回数23は、元横綱貴乃花の優勝回数22を越え、歴代単独5位に浮上
  ・史上最多に並ぶ25度目のストレート給金を達成
  ・九州場所で14勝を挙げ76勝で前人未到の6年連続の年間最多勝を決めた(6年連続は年6場所制となった1958年以降では単独最多)
 ・暗の西横綱日馬富士
  2場所連続で全勝優勝を飾り横綱に昇進した横綱日馬富士
  九州場所は9勝6敗とプレッシャーに押しつぶされ無残な成績に終わった。
・期待外れの無残な成績に終わった5大関
 3大関がかど番で迎えた九州場所
 5大関は期待外れの無残な成績に終わった。
 把瑠都が2日目の松鳳山戦で負傷、3日目の11月13日から休場で負け越しが決まり、初場所大関から関脇に陥落する。
 琴欧洲は9勝6敗、琴奨菊は8勝7敗でかろうじて勝ち越しかど番を脱した。
 鶴竜は9勝6敗、稀勢の里は10勝5敗と優勝戦線に残ることができずファンの期待を裏切った。
・満員御礼の垂れ幕が5回も下がる
 新横綱誕生効果か、九州場所は11月25日の千秋楽を含め計5回(7・8・13・14・15日目)、満員御礼の垂れ幕が5回も下がった。
 九州場所で5回以上大入りとなったのは平成9年(10回)以来、15年ぶり。
 15日間の総観客数は6万8558人で、昨年と比べ3623人増えた。
・若者の相撲離れと新弟子検査受験者の減少
 九州場所は新横綱が誕生したお披露目の場所にもかかわらず初日に満員御礼(定員8000人)が出ず、ファン離れが続く相撲界。
 新横綱誕生効果もなく、若者の相撲離れで新弟子検査受験者が減少している。
 今年は初場所から九州場所までの6場所で新弟子検査合格者わずか56人。
 今年は新弟子検査の合格者がいない部屋も。
 横綱日馬富士の伊勢ケ浜部屋はゼロ、横綱白鵬宮城野部屋は1人。
 年6場所制後の力士の最多は、1994年夏の943人。
 10年ほど前、番付に載っていた力士数は700人以上の時期もあり、800人を超えていた時期もあったが、九州場所は623人。
・番外:来年モスクらで48年ぶりに大相撲公演
 日本相撲協会が、来年6月にモスクワ公演を実施することが11月17日明らかになった。
 ロシアでの公演は、旧ソ連時代の1965年夏に大相撲初の海外公演としてモスクワとハバロフスクで開催して以来、48年ぶり。
 日本相撲協会の海外でのイベントは、訪問先から招待を受けて協会が主催する公演と、協会とは別に興行主が招く巡業がある。
九州場所の番付から幕内力士を見ると、力士数42名に対し、日本人力は27名で外国力士は15名である。
日本人力士の最後の優勝と横綱昇進を見ると、優勝は2006年初場所大関栃東で、横綱は1998年7月の横綱若乃花である。
相撲人気復活のカギは、日本人力士の優勝と横綱昇進だと皆が思っているのだが・・・。
千秋楽東西横綱の対決は・・・ (写真を模写)