にいがた酒の陣プレイベント 

kanazu362013-02-07

新潟の酒の話題が新聞テレビに。
にいがた酒の陣が3月16・17日の両日、新潟市中央区
朱鷺メッセで開催されるのを前に、新潟市西区のにいがた
ふるさと村で「にいがた酒の陣プレイベント」が開催されたので
2月2日見てきた。
にいがた酒の陣プレイベント
 会場には新潟の15の蔵元が出店し蔵元自慢の酒を並べる。
 さらに県内92の蔵元の試飲販売コーナーも設けられ、多くの日本酒ファンが飲み比べを楽しみ、お目当ての酒を買う。 
・新潟の酒の話題
 ・新酒の仕込み用の水くみ
  ・1月13日五泉市の菅名岳(909m)の中腹で、新酒「菅名岳」の仕込み用の清水をくむ「寒九の水くみ」が行われ約470人が清水を運んだ。
  ・村上市山北地区大毎集落の「吉祥清水」で仕込む地酒「日本国」の水くみ神事が行われ関係者約15人が参加した。
 ・県内蔵元の創業古参は
  新潟県内には現在92の蔵元があり、うち73が創業100年以上である。
  創業古参ベスト3は、
  ・吉乃川(長岡市:1548年)・福井酒造(新潟市西蒲区:1639年)
  ・田中酒造(上越市:1643年)
  吉乃川は、1548年上杉謙信春日山城入城の年に創業したと伝えられる老舗の酒蔵。
 ・幻の酒ブーム
  新潟の幻の酒ブームは、雑誌『酒』の編集長であった随筆家の佐々木久子が越乃寒梅に着目し、同誌で「幻の酒」として取り上げたのをきっかけにブームに火が点き、さらに1963年に「週刊朝日」誌上で佐々木さんの越乃寒梅への傾倒ぶりが取り上げられ“地酒ブーム”が起こった。
  これを機に越乃寒梅の人気は高まり、現在に至るまで高い評価を得続けている。
  「幻の酒」は、ブームの最盛期には、地元でも入手が困難な銘柄があり、最盛期には数万円の値が付き、空き瓶まで高値で取引された。
  巷で呼ばれる越の三梅とは、
  ・越乃寒梅(新潟市北山・石本酒造)・峰の白梅(新潟市西蒲区福井・福井酒造)
  ・雪中梅上越市三和・丸山酒造場)
・日本酒の銘や社名の「正宗」の元祖は
 ふるさと上越市高田に「スキー正宗」という清酒がある。
 1月23日の日本経済新聞大阪版に日本酒の銘や社名の「正宗」の元祖の面白い記事が載っていた。
 日本酒の銘や社名に「正宗」を使う蔵元は全国に多いが、元祖は中堅酒造会社の桜正宗(神戸市)。
 6代目は1840年、京都の元政庵瑞光寺の住職を訪ね、机上の「臨済正宗」と書かれた経典を見て「正宗」がひらめいた。
 正宗の音読み「セイシュウ」が「セイシュ」に近く縁起も良さそうだと思ったようだと。
 ただ、同寺の現在の住職川口智康さん(60)は、この由来について「昔のことでわからない」とのこと。
 今、正宗を冠した酒銘や社名は全国に百数十あるといわれる。
 CMなどにより正宗で知名度が一番高いのは菊正宗酒造(神戸市)だろう。
 変わり種では武蔵野酒造(新潟県上越市)の「スキー正宗」や長野銘醸(長野県千曲市)の「オバステ正宗」などが。
新潟の酒は、全国の蔵元が出来栄えを競う酒類鑑評会では、過去20年で14回、灘(兵庫)や伏見(京都)などの名門を押さえ、県別金賞獲得数1位に輝いている。
ただ近年は、高い評価に売れ行きが伴わず、ピーク時に8万キロリットルを超えた出荷量は、2011年度には4万キロリットル台に低迷している。
幻の酒も今では自由に店頭で買える時代に・・・。
蔵元・卸問屋・飲食店などでは「もう一度、酒で新潟を盛り上げた」と奮闘する。
今では幻の酒も (イラストを模写)